ケネディ氏は、南カリフォルニアにおけるチュラビスタ警察のドローン活用について語った。彼らの主な業務は、国境管理と沿岸サービス、警官へのライブストリーミングのためのドローンの活用、リアルタイム情報の提供、コミュニティと警官の安全強化などである。
- Advertisement -
ナッシュ氏は、2012年の創業以来のWingの歩みを紹介し、過去5年間で35万件のドローン配達を達成したことを強調した。驚いたことに最も人気のあるドローン配達の注文はコーヒーだという。今後Wingはウォルマートとの協業を通じて事業を拡大するとのことで、平均配達時間を5分以内に短縮することを目指している。ここでも強調されたのはドローンは医薬品や生活必需品の配達に特に役立つということだった。
両者ともに、プライバシーに関する一般庶民の懸念や反発は必ずあるとの認識だが、その時に重要なことは地域住民とのコミュニケーションであるとのこと。ドローンが社会にとって役立つことを知ってもらうと反対していた人ほど支援者になるそうだ。
また、具体的な方策として、警察でのドローン起用の場合、事件現場ではカメラを下向きに向けて記録するが、帰路途中のドローンカメラは下に向けないようにコントロールされており、空路途中にある民家や住民のプライバシーを尊重しているとのことだ。Wingの場合はカメラは低解像度カメラを使用しているとのことで、空中から人物などの特定などはできないということだった。
- Advertisement -
まとめとして以下の3つの"E"を強調した。
- 経験 "Experience"
- 専門知識 "Expetise"
- 関与 "Engage"
そして、コミュニティからのフィードバックの重要性を取り上げていた。
ケネディ氏は、特にドローン・フォー・ファースト・レスポンダー(DFR)プログラムについて、進化するテクノロジーと資金調達での課題を強調していた。将来的には24時間運航の希望に言及したが、パイロット・イン・コマンド(PIC)のコストは重要な検討事項となっているとのことだった。