- Onshape Startup Program から Onshape Government へ移行し、ITAR準拠の大規模コラボレーションを実現
- 史上最速で製造される軌道再突入カプセルの開発を加速(2026年7月打ち上げ予定)
- クラウドネイティブCADおよびPDMプラットフォーム「Onshape」により、迅速な反復設計、安全なコラボレーション、規制対応の準備を支援
米 PTC(以下:PTC)は、持続的かつスケーラブルなマイクログラビティ(微小重力)環境へのアクセスをサービスとして提供する製造企業 Reditus Spaceが、再使用型宇宙機および関連ハードウェアの開発支援のために、PTCのクラウドネイティブな Onshape コンピュータ支援設計(CAD)および製品データ管理(PDM)プラットフォームを採用したと発表した。
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Onshape Startup Program を通じて PTC に出会った Reditus は、初期コンセプトから飛行可能なレベルの設計へと迅速に移行するために Onshape を活用してきた。同社は、初の本格的な軌道ミッションである ENOS Mk1 の準備を進める中、スピードを犠牲にすることなく ITAR および EAR の要件を満たすため、Onshape Government に移行した。
ENOS Mk1 ミッションは、SpaceX Falcon 9 のライドシェアで打ち上げられ、再使用可能な宇宙機を低軌道に投入し、商用ペイロードを搭載して約8週間周回した後、安全に地球へ帰還し、回収・再利用される予定である。
Reditus SpaceのCTO兼共同創業者である ウィル・シャーマン氏は次のように述べている。
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Onshape の導入により、当社は開発スピードを大幅に加速することができました。Startup Program に参加した初日から、煩雑なライセンス管理や IT 運用負荷に煩わされることなく、プロフェッショナル仕様の CAD と PDM ツールをフルに活用できました。必要なコンプライアンスと管理性を確保しながら、チーム規模を安心して拡大できたことは大きな成果です。
PTC の Onshape および Arena 部門 エグゼクティブ・バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーであるデイビッド・カッツマン氏は次のように述べている。
Reditus Space は、航空宇宙チームの軌道上ロジスティクスや製造に対するアプローチを大きく変革しつつあります。同社がコンセプト段階から打ち上げ可能なハードウェアまで、驚異的なスピードで開発を進められていることは、クラウドネイティブツールがもたらす戦略的優位性を示しています。
Onshape を活用することで、同社は、セキュアなコラボレーション、高速な反復設計、そして規制要件の遵守を、現代の航空宇宙開発のスピードに対応した単一のプラットフォーム上で実現しています。
航空宇宙・防衛分野のチームは、これまでにない需要の高まり、より迅速なイノベーションへの圧力、そして厳格なセキュリティやミッション即応性の要件に直面している。こうした状況下において、Onshape のようなクラウドネイティブなプラットフォームは不可欠な存在となりつつある。設計、データ、コラボレーションをリアルタイムで統合することで、Onshape は新興の宇宙企業から既存の防衛関連企業まで、より迅速かつ確信、そして管理性をもって開発を進めることを可能にする。
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さらに PTC は、Onshape をはじめとする製品群を通じて、同社が掲げる「インテリジェント・プロダクトライフサイクル」というビジョンの実現を推進している。これは、製造業やプロダクト企業がエンジニアリング領域を基点に製品データの基盤を確立し、その価値を企業全体へ拡張できるようにするものである。
こうした製品データ基盤は、Reditus のような企業が組織全体で AI 活用による変革を加速させるうえでも重要な役割を果たす。製品データの活用範囲を広げることで、より高品質な製品を迅速に市場投入できるだけでなく、複雑化する製品の管理、規制・コンプライアンスへの適合など、多くの面で企業の競争力向上に貢献する。
*本内容は米PTCが2026年1月20日に発表した報道資料の翻訳である。