エバーブルーテクノロジーズ株式会社は、害獣・不審者対策や無人見回りを想定したUGV(無人陸上車両)「機動警備ドローン MSD-F22」を開発し、販売を開始した。同社が除雪用ドローンで培った遠隔操縦技術や悪路走破性能を応用し、山間部・農地・広域施設など、人や車両が立ち入りにくい場所の巡回業務を補助する用途を見込む。
MSD-F22は、見通し距離での遠隔操縦に加え、GPSを利用したルート設定による自動走行モードを搭載する。2D LiDARで障害物を検知した場合は自動停止する設計で、安全性に配慮したとしている。なお同社は、遠隔操縦者による監視と安全確認を前提とする運用を求めている。
走行系は独立4モーターAWDと低重心設計を採用し、オフロード走行に加え、段差約200mmの乗り越え、最大斜度30度の法面でも安定して走行できるとしている(走行性能は路面状況により異なる)。FPVカメラでリアルタイム映像をコントローラーで確認でき、電波到達距離は周辺環境により変化するとしている。
オプションとして、高輝度ライトと音響装置による威嚇機能、荷台やブレードの装着による運搬・牽引、除雪・排土・整地作業への対応も挙げた。巡回業務の負担増の背景として、少子高齢化や労働者人口の減少を挙げ、鳥獣害(シカ、イノシシなど)対策、クマ出没地域や建物内の安全確認、メガソーラー・公共施設の見回り、災害時の初動状況確認などでの活用を想定する。