第二種型式認証取得機体であるE6150TCなどの開発を手掛けるイームズロボディクスは、福島ロボットテストフィールドなどが参加する福島県関係団体の合同のブースと、素材メーカーのトピアおよび物流専用ドローン「AirTruck」を開発するエアロネクストとの合同ブースで出展。それぞれで特徴的な製品を展示した。

福島県の合同ブースで出展したのが、現在開発中の巨大な荷物受け取り用ポート「ドローンステーション」だ。高さは2.5mほどで、屋上に着陸したドローンから降ろされた荷物はステーションに自動的に取り込まれ、下部へ。大人の顔の高さに設けられたタッチパネルを操作すると、腰の高さほどの場所にある扉が自動で開き、荷物が取り出せるという仕組みだ。


イームズロボディクスとしては、ドローンステーションを公園や団地の入口など、管理人が駐在しない場所に設置し、地域の物流ネットワークの末端を担う存在にしていきたい考え。人手を介さず、24時間いつでも荷物を受け取れる体制構築を目指す。担当者は今後の社会実装の見通しを以下のように解説した。
本事業は経済産業省のSBIR(中小企業技術革新制度)の一環で採択され、2027年度までが事業年度です。物流用ドローンなども同時に開発を進めており、事業年度終了後の2028年度以降に、社会実装を進められたらと考えています。中山間地域や離島などから実装を始める地域を選定していきたいと思います。
トピア・エアロネクストとの合同ブースで出展したのは新開発の物流用ドローンだ。本機は国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の委託研究事業としてエアロネクスト・イームズロボディクスで研究開発を行い、トピアが試作機を製造するという座組で登場した。

このドローンはより長距離航行を実現するために開発が進められている。その鍵を握るのが、機体の左右に取り付けられている翼だ。独立変位して飛行中でも適切な姿勢を保ち、長距離飛行をアシストする。
ローターが4枚あるマルチロータータイプながら、機体はよくある直方体ではなく、丸みを帯びている。風洞実験を通じて空力的に有利な形状を探った結果だという。

研究機体なのでそのまま製品化されるということはないようだが、意欲的な取り組みの成果が、今後の新機体に反映されることを期待したい。