近年、ホビーユースで使用するドローンについては、よほど無茶な操縦をしない限り機体の飛行位置を把握できなくなったり、墜落させたりすることはないだろう。
だが、機上カメラを活用して無人地帯上空であることを確認しながら飛行する「レベル3.5飛行」が解禁され、機体を「誰も目視していない状態」で飛行させる状況が増えつつある。従来であれば機体を目視していた補助者がいなくなったわけなので当然だ。レベル3.5飛行では高度な安全対策が求められるので、トラブル発生からただちに機体ロストや墜落といったことは考えにくいが、それでも備えがあれば安心だ。
TEADが展示した「920MHz帯発信機&探索受信機」は、機体が行方不明になった際に力を発揮するアイテムだ。11gと小型で軽量の発信機からは、920MHz帯の電波が常時発信されている。内蔵電池を使用しているため、機体のバッテリー系統からも独立した状態だ。これを機体に取り付ける。ペイロード増加が気になるところだが、レベル3.5飛行で使用するような大きな機体であれば、心配するほどの重さではない。

探索受信機はトラブル発生後に見失った機体の方向や距離を知るために使用する。機体があると思われる方向に向けると、液晶画面に発信機までの距離や方向が表示される。それを頼りに機体を探す。

使用に際し電波法等の免許を取得する必要はない。もちろん技適にも対応している。動作期間は2カ月となっている。
レベル3.5飛行、そしてその先にある有人地帯上空での目視外飛行「レベル4飛行」に向けて、安全対策は何重にも施したほうがよい。このアイテムは機体の万が一に備える装備になるだろう。