ブースでは実際に撮影した画像を見られた。遠距離から撮影して拡大表示した画像でもかなりクリアで、損傷箇所の確認などもしやすそうだと感じた。これらの画像を使用してソフトウェアを通じて3D画像の生成も可能。PC上で見る角度を任意で変えてチェックできる。
このソリューションはビルや鉄塔などで従来実施している目視点検を代替できると期待されている。日々の点検結果のデータを取り入れることも可能なので、蓄積したデータを比較することにより劣化の進行をチェックできる。

しかし、課題もある。これまでは実際にドローンが飛行していた場所のデータをカメラに与えることができなかった。そのため、3D画像の生成時にエラーが起きるケースがあったという。また、画像の内容から撮影した位置をソフトウェア側で推定して合成するため、処理にとても時間がかかってしまう。
この課題を解決するために富士フィルムが考案したのが「MAVLink連携」だ。ドローンが保持する位置や姿勢に関する情報をカメラと正確に同期させる。これにより画像のなかに埋め込まれた適切な位置情報をソフトウェア側が参照して、より正確な3D画像の生成が可能になる。

現在は技術検証を行っている段階。2026年度末ごろまでの実装を目指している。
このほかにブースでは、国土交通省新技術情報システム「NETIS」にも登録されている画像診断サービス「ひびみっけ」についても展示された。橋梁やトンネルなどに使用されているコンクリートのひび割れなどを画像から自動検出するサービスで、GFXと組み合わせて、点検業務の効率化を提案した。