そのなかで来場者からの問い合わせが多かったのが水深用UAVグリーンレーザーシステム「YellowScan Navigator」だ。
河川の流域や海岸線といった水域において、水深を測る需要がある。従来は人が水の中に入り棒を立てるなどして測定していたが、危険な作業でもあるため、ドローンで代替する動きが出てきた。YellowScan Navigatorはドローンに搭載され、下部に向かってグリーンレーザーを照射。水中の点群データを取得する。
従来の赤いレーザーは水に吸収されてしまうのですが、グリーンレーザーであれば水を透過して水底の地形を計測できます。水質のコンディションにもよりますが、一般的な業務利用では10m未満まで測量可能。沖縄の澄んだ海であれば20m程度まで測れます。
YellowScan Navigator は1秒間に最大20万点のデータを取得可能。バッテリー稼働時間は通常45分。1飛行で十分なデータを測量できる。
ブースではYellowScan NavigatorがDJIの最新産業機であるMatrice 400に取り付けられて展示されていた。YellowScan Navigatorの重さが3.7kg(バッテリー含まず)あるため、利用が多いDJI Matrice 350などではペイロード過重となり搭載ができない。そこでDJI Matrice 400に搭載するための専用ジグを独自開発した。

ブースの担当者は、LiDARの存在やドローンで測量ができることを知らない来場者がまだまだ多い印象だと話す。そんななか、「トライアスロンのコース設計に使えそう」という声掛けがあり、印象に残ったという。地面の測量を空中から行うというアイデアを活かす方法は、もっといろいろなところにありそうだ。
