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「QUKAI MEGA FUSION 3.5」の物流用機能強化
空解のブースの中央には、翼長3メートルの「QUKAI MEGA FUSION 3.5」が構える。Japan Drone 2023でも展示された機体ではあるものの、今回新たに「貨物ハッチ自動開閉システム」が搭載された。胴体下部の部分が地面に対して観音開きになる。
この機構により、搭載した荷物を機体から自動的に降ろす「置き配」が可能になる。またウインチを搭載することもでき、輸送形態に応じて適切な手段が選べるようになっている。
あわせて、荷物を搭載したあとボタンを押せば、ドローンがあらかじめ設定してある航路に沿って飛行し、荷物を降ろしたのち、自動で帰ってくるシステムも開発中。担当者は「将来的に荷物をフルオートで配送できるようにするために、このような機構やシステムを開発した」と説明した。
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ペイロードとしてはリーグル社が開発する3D測量に対応するレーザースキャナが搭載可能であることが紹介された。大型なため搭載できる機種が限られるスキャナだが、検証した結果、空解が開発するVTOLドローン「QUKAI MEGA FUSION 2.4」に搭載可能と判明。
実際にスキャナを搭載し時速70km、高度140mで飛行させたところ、10分間で70ヘクタールの測量に成功した。今後は森林地帯における樹木の育成状況の把握といったユースケースを想定している。