2016年から“泳げるドローン”の開発を行ってきたSubUAS社が、水中と空中を自在に行き来するドローン「The Naviator」を実用化させ、実機をCESの会場に展示していた。
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エウレカパークに展示されていたThe Naviatorの実機
水槽に入った四角いドローンは見ただけでは何かよくわからないのだが、会場で公開されていたビデオによると、水中を自在に泳ぎ、そこから水上へと浮上してそのまま空へ飛び立つことができる性能を備えている。
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The Naviatorは軍用に開発されているため、実機を水槽の外に出して見せることができないという事情があったようだが、展示を担当していたCTOのMarco M. Maia博士によると、タイプはNaviatorとNaviator+の2つがあり、素材はいずれもカーボンファイバー製で水深100フィート(約30.5m)の範囲で自在に移動できる。Naviatorは連続飛行時間が最長45分、ペイロードは5ポンド(約2.26kg)、プラスの方は最長75分、15ポンド(6.8kg)となっている。
ポイントはやはり飛行システムで、同じ推進システムを使いながら水中と空気中の両方で効率的に動作させるのに苦労したようだ。ローターの部分は2重になっていて、それが独自の推進力を生み出す。研究の成果により生み出されたマルチメディア推進システムは特許を取得しており、2016年の開発当初から性能は10倍になった。ちなみにウェブサイトには開発ポイントなどが紹介されている。
ローター部分
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開発のコンセプト
イメージングソナー、ドップラー速度、光学カメラの3つを備えており、検査、偵察、およびペイロードの配達ミッションをより低コストで実行できるハイブリッドなドローンとして、軍用以外での販売も目指したいと話していた。