同機は特に屋内点検で力を発揮する。機体にはLiDARとビジョンセンサーが搭載されており、飛行しながら空間を3Dマッピングするため、精度を高く自己位置推定ができる。ホバリング時のふらつきもほとんどなく、屋内環境下でも安定して飛行可能だ。担当者はELIOS 3の使いやすさについて、次のようにコメントしている。
担当者:1日程度の練習で、誰でも簡単に操縦できるようになります。操縦は専門技術と思われがちですが、ハードルはぐんと下がっています。また、機体に設置されたライトで暗い屋内でも劣化・損傷した箇所を鮮明に撮影できるので、ブースでデモ飛行をご覧になった来場者の方からは「これなら確実に屋内点検に使用できる」という評価もいただいています。

点検業務では同じ場所を定期的にチェックする必要が生じる。この際、便利に使用できるELIOS 3の機能が「リピートフライト」だ。過去に飛行した経路や撮影した箇所を機体が記憶し、ボタン操作で同じ飛行を再現できる。操縦者のテクニックに依存せず、過去と同じデータが取得できるので、点検の質の向上が期待できる。
ELIOS 3は国土交通省が提供するデータベース「NETIS(新技術情報提供システム)」や「上下水道DX技術カタログ」に登録されており、事前に情報を調べて実機を見に来る事業者が増えているという。ブルーイノベーションとしても埼玉県八潮市の道路陥没事故を契機に下水道点検事業者の関心が高まっている状況を理解しており、まずはELIOS 3の性能や、点検業務の効率性アップといった導入効果をアピールしていきたい考えだ。