高性能なセキュリティカメラを格納した全自動飛行システムの警備ドローン「Sunflower」が、いよいよ発売に向けてプレオーダーを開始し、CES会場ではドローン本体と充電ステーションのプロトタイプが披露された。
- Advertisement -
Sunflower Sysytemは、ドローン本体「BEE」とガーデンライト型のアクティビティセンサー「SUNFLOWERS」、AIを搭載した充電ステーション「HIVE」という、インテリジェントな3つのモジュールをセットにして運用する。まず「SUNFLOWERS」を住宅やオフィスの警備したいエリアに設置。施設に変化があったり、侵入者があった場合に「BEE」が自動で飛び立ち、搭載された高性能なカメラでライブストリーミングをしてくれる。
警備する範囲や時間を指定して定期的にドローンを飛ばすこともできるし、訪問者が来た時にドローンで確認するといった使い方もできる。また、「SUNFLOWERS」はライトが5色に変化するので、それだけで侵入者に警告したり、通常はカラフルなライティングで楽しむなど、いろいろな使い方ができる。
- Advertisement -
充電ステーション「HIVE」の動くプロトタイプも展示されていた
「BEE」は本体が直径34cm、プロペラを含めると直径57cmで、重さは1.5kgとコンパクトだ。連続飛行時間は約15分でホバリングの高さは30mもあり、飛行速度は秒速4mだが時速5.6mの突風にも耐えられる。超音波物体回避技術や赤外線着陸カメラなどの高度な機能を備え、人がいる場所でも安全に使えるようになっている。
屋外での利用ということで温度は-20°Cから50°Cの環境で使用できるよう設計されている。搭載しているカメラセンサーはソニーIMX385で、画像解像度は1920 x 1080フルHDとなっている。
「BEE」は999ドルでプレオーダーを受け付けている
- Advertisement -
開発元のSunflower Labsは、高性能なドローンを数多く開発することで知られるスイスのドローンバレーとシリコンバレーの技術者がタッグを組んだスタートアップで、2016年には「Sunflower」のアイデアを発表している。
昨年のCES2019にも出展していたが、今回のようなほぼ実機に近いものを発表したのは始めて。充電ステーションも実際に動くようになっており、こちらはオーダーにあわせて製造を行うということだ。「BEE」のプレオーダー受け付けも開始しており、価格は999ドルとなっている。
Sunflower Labsはエウレカパークに出展