旭電業は大型太陽光発電所をはじめ複数の太陽光発電所において運転保守管理及びメンテナンス業務を行っている。旭電業が担当する太陽光パネルは全国約15ヶ所、合計900メガワット以上にのぼり、点検には多くの時間を要していた。また、目視による点検はエビデンスを残しづらい課題もあった。
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センシンロボティクスの『SOLAR Check』は、赤外線サーモグラフィカメラを搭載したドローンの自動航行とAIによる画像解析、点検結果レポート出力する機能がある。ドローンが自動航行で撮影を行うため、特別な技術が必要なく、またAIによって自動で異常パネルとその発生場所が分かるため、迅速な点検業務が可能だ。
『SOLAR Check』導入による効果
人員比較
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従来の点検では10名程度必要だったのが、ドローン+不具合箇所の地上点検要員として3~5名程度と、半分以下に削減できた。
精度比較
従来の点検ではサンプリング(全数確認したとしても日射量による測定値のバラつきがあるため)だったが、ドローン点検では全数(最低日射量を決めて点検するのでほぼ全数点検となる)となった。
全数点検となるドローン点検のほうが、不良発見精度がより高くなり、効率化と精度向上が得られたという。
旭電業のコメント
自動航行で撮影を行うことでオペレーターによる撮影結果のバラつきがなくなりました。顧客に対してより精度の高い報告ができるため、『SOLAR Check』の導入を決めました。
平均27万枚、最も大きい発電所では75万枚のパネルを四半期で点検する必要があり、目視点検では膨大な時間を要していました。ドローンを使うことで効率的かつ品質向上を実現することができました。導入後もカスタマーサクセスチームの運用支援が受けられるので安心して点検業務に注力する事ができています。
危険箇所の撮影に有効であることが分かっているので、太陽光パネル以外にも、山間部で人が立ち入れない外周フェンスの点検や、災害時の調整池の水位計測などでも活用が進んでいます。