また、2022年12月27日より2023年1月20日まで募集(第1次)を行った空飛ぶクルマ運航事業について、参加企業を選定した。
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未来社会ショーケース事業出展は、会場内ポートおよび会場外ポートをつなぐ2地点間での空飛ぶクルマの運航の実施を目指し、運航に係る事業者を募集したもの。
同展の各事業については、引き続き多数の企業・団体と協議中であり、新たな協賛企業・団体については順次発表される予定。
スマートモビリティ万博 「空飛ぶクルマ」会場内ポート運営
協賛企業
オリックス株式会社
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協賛内容
万博会場内の北西に位置するモビリティエクスペリエンスに設置予定のポートの運営(整備・維持管理・撤去を含む)を実施する。
スマートモビリティ万博 「空飛ぶクルマ」運航事業
参加企業
ANAホールディングス株式会社およびジョビー・アビエーション社
ANAHDとジョビー社は、2022年2月以降、電動エアモビリティeVTOLを活用した日本における新たな運航事業の共同検討を進めている。大阪・関西万博における取り組みが、大阪・関西を始めとした日本全国、世界中からの来場者に、新たな空のモビリティを感じてもらう機会になることを期待しているという。
電動式垂直離着陸機を開発するジョビー社は、2025年には米国でエアモビリティサービスの提供を開始する予定。静粛性に優れた高速で拠点間をつなぐ新しい空のモビリティJoby S-4は、最高時速が320km/h、5席仕様、航続距離は最高240km。
高い静粛性と高速性により、都市の混雑や渋滞の緩和や持続可能な交通手段を実現可能とするとしている。試験飛行は2009年の会社設立から1,000回を超える。2018年にはFAAに航空機の型式認証の申請を提出し、2022年10月には海外機として初めて日本の型式認証の申請を国土交通省航空局に実施している。
日本航空株式会社
JALは空の移動革命に向けた官民協議会および社会実装大阪ラウンドテーブルに参画し、次世代モビリティである電動垂直離着陸機(eVTOL)の日本における社会実装に向けた検討・準備をしている。未来社会ショーケース事業に出展のうえ、運航事業者として「空飛ぶクルマ」を運航し、来場者に体験してもらうという。
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ドイツVolocopter GmbH社が開発する2人乗りマルチコプター型の電動垂直離着陸機「VoloCity」を使用予定。同機は、都心部と郊外、空港などを結ぶ新しい交通ネットワークを担うと期待されているという。同社は海外における試験飛行の実績を重ねており、2024年にはフランス・パリ、シンガポール等にて商用運航が予定されている。機体サイズは全高2.5m、全長11.3m。最高速度110km/h、航続距離35km、最大積載量200kgとなっている。
丸紅株式会社
英国Vertical Aerospace Group Ltd.(以下:Vertical社)製の空飛ぶクルマ「VX4」(航続距離160㎞超)の運航の実施を目指すとしている。
丸紅とVertical社は、2021年9月に日本国内における市場調査や事業参画検討の共同実施に関する業務提携契約を締結し、空飛ぶクルマ運航ビジネスの実現に向けた検討やエコシステムの形成を進めてきたという。
また、丸紅は、VX4運航事業の早期実現を目指し、これまでに一部機体代金の支払いを実行し、25機分の購入予約権を取得している他、空飛ぶクルマ社会実装に向けた実証実験の一つとして「空飛ぶクルマが叶える"未来型旅行体験"モニターツアー」を実施している。
株式会社SkyDrive
航路や飛行頻度、機体の稼働台数、サービス提供価格等の詳細は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会を含む関係者と、順次協議、決定していくという。
事業内容
万博会場内ポートおよび会場外ポートをつなぐ2地点間での空飛ぶクルマの運航の実施を目指す。関係自治体や国の関係機関の協力を得て、具体的な取り組みを今後行っていく予定。同事業の詳細については、今後関係者と協議の上決定するという。
未来社会ショーケース事業について
未来社会ショーケース事業は、大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会」を支える技術・サービスを、2025年以降の未来を感じさせる「実証」と2025年の万博にふさわしい「実装」の形で、「未来社会の実験場」となる万博会場の整備、運営、展示、催事などに活用し、国内外の幅広い参加者や来場者に、体験として提供する事業群の総称。