株式会社SkyDriveは、大阪府ならびに大阪市の協力のもと、大阪ベイエリアにおける離発着ポートや飛行経路の実証実験を開始すると発表した。同実証実験は、2025年の大阪・関西万博開催を見据えた日本初の「空飛ぶクルマ」の社会実装を目指す取組みの一環。SkyDriveのほか、朝日航洋株式会社、大阪公立大学、株式会社大林組、関西電力株式会社、近鉄グループホールディングス株式会社、グロービング株式会社、大日本印刷株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、日本工営株式会社、三菱電機株式会社を実施主体している。
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SkyDriveは、2021年に大阪府、大阪市と「空飛ぶクルマ」の実現に向けた連携協定を締結。同年10月には大林組、関西電力、近鉄グループ、東京海上日動と共同で「大阪ベイエリアにおける、空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査」を実施。今後、さらに一歩踏み込んだ取り組みとして、官民学連携で離発着ポートの設置や飛行経路の実現を検証する。
事業概要
空飛ぶクルマの大阪ベイエリア航路実現性の調査
- 場所:大阪府大阪市(夢洲周辺及び大阪ベイエリア)
- 内容:
- 大阪ベイエリアの「空飛ぶクルマ」の離発着ポート候補地と考えている大阪港周辺や桜島周辺の風況・地盤等の調査と実現性の検証
- 大阪・関西万博会場(夢洲)周辺の「空飛ぶクルマ」の想定飛行経路における風況・気象データ等を取得・分析と実現性の検証
- 関連する規制改革事項:
- 「空飛ぶクルマ」の離発着ポートの設置に向けた制度整備(航空法第79条、河川法第24条・第26条・第27条、港湾法第37条など)
- 「空飛ぶクルマ」の機体や運航の安全基準に関する制度整備(航空法第11条・第62条・第63条、施行規則第180条など)
- 社会実装に向けたスケジュール:
- 2022年度
- 本調査事業を通じた航路実現性の検証・評価
- 2023~2024年度
- 高密度・高頻度運航に耐え得る離発着ポートの設置
- 安定運航を支える後方支援体制、拠点の検討・整備
- 事業立ち上げ、拡大を情報面から支援するインフラ、データ基盤の検討・整備
- 初期投資、事業負担を軽減する資金調達スキームの検討・構築
- デモフライト
- 2025年度
- 大阪・関西万博における空飛ぶクルマの飛行実現
- 2026年度~
- 「空飛ぶクルマ」の商用運航の拡大
- 2022年度