PRODRONE製PDH-02Cを使用している選手たち
写真右から、伊藤雅紀選手(19位)、鵜飼大樹選手(12位)、須釜一博選手(27位)、煤田義広選手(32位)、森安伸選手(13位)、小針繁成選手(33位)、堀井直樹選手(11位)、伊藤寛規選手(1位)、国井伸也選手(5位)
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株式会社プロドローン(以下:PRODRONE)が機体「PDH-02C」をサポートしている伊藤寛規選手(TKKワークス所属)が、2019年10月3日から6日に栃木県宇都宮市で開催された「第44回FAI/F3C RCヘリコプター日本選手」にて、14連覇を達成した。
「FAI/F3C RCヘリコプター日本選手権」は、日本航空協会公認で日本模型航空連盟が主催する競技会だ。日々練習を重ねた日本のトップレベルの選手たちが、最先端テクノロジーが集約された機体を操り、飛行技術の高さを競う。
2019年の日本選手権は、日本全国から95名の選手が参加し、全国6ヶ所で開催された地方予選を勝ち抜いたトッププレイヤー42名(シード選手8名)によって、熱戦が繰り広げられた。
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伊藤寛規選手とPDH-02C機体
伊藤選手は、PDH-02Cのポテンシャルを活かした正確無比なフライトを披露し、予選ラウンドでは二位以下を大きく引き離してトップ通過。決勝ラウンドでも早々に優勝を決めるなど、圧倒的な強さをみせて日本選手権連覇を達成した。
PRODRONE製PDH-02Cを使用している伊藤選手は、大会後次のようにコメントしている。
伊藤選手:(2019年8月にドイツで行われた)世界選手権の後から日本選手権までの期間、PDH-02Cに高い信頼をおいていることから機体のメンテナンスをする必要がなく、練習だけに集中して本番に挑むことが出来ました。
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全幅の信頼をおいている機体だからこそ、本番中も自身の演技に集中する事が可能でした。プロドローンの機体PDH-02Cのおかげで実力を発揮することができ、優勝することができたと思っています。
日本選手権5位入賞をしたPRODRONE開発部長の国井選手は、次のようにコメントしている。
国井選手:大会中は、風、雨、無風と毎ラウンド異なる条件となりましたが、表彰台は逃したものの自身では手ごたえのあるフライトができました。来年度からは新ルールとなるため、シーズンオフ中に多くのデータ収集と練習を行い、その知識と経験を今後の機体開発にフィードバックしていきます。
今後もPRODRONEでは、引き続き機体開発を選手と共に行い、RCヘリの開発およびその技術を活かして産業用ドローン開発へ繋げていくとしている。
■「FAI/F3C RCヘリコプター」とは
「FAI/F3C RCヘリコプター」とは、RCヘリコプターのスポーツ。練習を重ねたフライヤーが、最先端技術を盛り込んだ機体で飛行技術の完成度の高さを競う。実機も含めた全ての航空スポーツは国際航空連盟(Federation Aeronautique Internationale:FAI)の定める競技規定に基づいて実施されている。
なお、国内チャンピオンを決める日本選手権は毎年開催され、世界選手権は二年に一回開催。次回の世界選手権は、来年2021年ヨーロッパで開催予定だ。