いま、屋内で数十機のドローンがアニメーションを描く「インドアドローンショー」が注目されている。ドローンの機体数は、屋外のドローンショーとは異なるが、低価格かつ近距離でドローンの“光の公演”を楽しめる。さらに航空法に縛られることもなく、天候に左右されないという見る側にも運営する側にも魅力的な要素が多いためだ。

株式会社ROBOZは、ドローン分野における多角的な事業展開を強みとする専門企業です。ドローンミュージアムの運営をはじめ、ライセンススクール、教育ICT、空撮、調査検査、農業支援、ソリューション提案、機体開発、ドローンショーの企画運営、通信制高校の経営まで幅広く手掛けています。ドローンの可能性を教育、産業、地域、エンターテインメントへと広げる総合プロフェッショナル集団です。
今回はインドアドローンショー導入パッケージを発表した株式会社ROBOZの石田氏にインドアドローンショーの魅力と可能性について話を伺った。
インドアドローンショーの市場
インドアドローンショーのビジネス上の強みは、以下のポイントがある。
石田氏も以下のように話す。
屋外ドローンショーでは数百機の運営の数千万円かかることもあるが、インドアドローンショーはミニマム価格で20万円〜30万円ほどで実施できるため企業が手頃な予算で組みやすいというメリットがあります。3年前からインドアドローンショーに注力していますが、多いときは多い時は1ヶ月に15公演くらい実施します。
ROBOZでは、インドアドローンショーの導入パッケージを販売するだけでなく、実際に自身で数多くの現場を実施し、運用のノウハウを蓄積したりドローンショープログラムのクリエイティビティを向上させたりしている。インドアドローンショーの公演は成人式、入社式、企業の周年記念式典、懇親会、など多岐にわたる。最近では、結婚式や披露宴でのサプライズ演出で数分間のパフォーマンスも実施することも増えているそうだ。

また、今後増えそうだと感じた分野が屋内スポーツのハーフタイムショーとも親和性は良いだろう。バスケットコートやバレーボールコートが中心にあり周辺に観客がいるため、自然な流れで魅力的なインドアドローンショーを展開可能な上、施設照明や音響との連動やチームロゴの掲出など親和性が高そうだ。
今後の可能性として、アーティストやダンサーとのコラボレーション、Vtuberライブ、屋内スポーツのハーフタイムショーなど、他のエンターテインメントとの連携に力を入れていきたいところです。プロジェクションマッピングなどの映像とのコラボレーションも強化していく予定です。
と石田氏も力強く話す。さらに石田氏は、屋外ドローンショーとの世界市場規模比較においても、屋外ドローンショーの2024年⇒2033年の年平均成長率予想は16.7%なのに対し、インドアドローンショーは18.8%だとも指摘している。
このインドアドローンショーの低コストで、制限少なく、さまざまな屋内シチュエーションで感動を届けることができるところが市場を大きく牽引する可能性を秘めているということなのだろう。
インドアドローンショー用ドローン「LiteBeeStar V2.0」

インドアドローンショーには専用の小型ドローンを使用する。ROBOZがパッケージ販売している機体が中国MakerFire製「LiteBeeStar V2.0」(技術基準適合証明取得済)だ。1つのシステムで130機のドローン飛行を可能とし、UWBにより正確な位置情報検知ができる機体となっている。
安全面でもプロペラの外側全体を覆うようなプロペラガードを標準装備するだけでなく、オペレーターPC画面には万が一に備えて「緊急着陸」ボタンも搭載している。
「UWB(ウルトラワイドバンド)」とはあまり聞かないシステムかもしれないが、飛行範囲(空間)の4つ角にUWBのアンテナを設置することで、各アンテナから出る3.9GHzの電波を利用し各ドローンの位置情報を検知するシステムだ。
石田氏いわく「まるでGPSが入っているかのような正確なホバリングや飛行経路再現ができる」とのこと。これまでも小型のドローンで群体飛行する製品は無いわけではなかったが、どうしても位置情報を持たないため飛行経路の再現性はイマイチであったが、LiteBeeStar V2.0ではビジネスとして成立するレベルの再現性と安定性を持つ機体と言ってよいだろう。

それでも石田氏は「まだまだ改善の余地があり、メーカー側にフィードバックをしている」という。インドアドローンショーの運用を数百現場経験してきている石田氏らしい言葉でもあるが、メーカーとコミュニケーションを取りながら性能アップも実現させてきているところはパッケージ提供者としてとても心強いところだ。
インドアドローンショー導入パッケージ
インドアドローンショーはビジネスとして非常に大きな可能性を秘めていることはおわかりいただけたかと思うが、実際にインドアドローンショーを自社で実施しようと考えたときに、何を揃えてどうすればよいのかわからない…という方も多いことだろう。そこで紹介したいのがROBOZ提供の「インドアドローンショー導入パッケージ」だ。機体10機とUWB、ソフトウェア・ライセンスや2日間の導入講習がセットとなって約200万円で提供されている。
200万円の価格が果たして安いのか、高いのか、というところが焦点となると思われるが、さきほどのとおり、1公演あたり20万〜30万円と考えると10公演以上回せるのであればすぐにもとが取れる計算だ。ドローン事業者には本業に加えてスクール事業やドローンを活用したエンターテインメント事業をされている方も少なくないと思うが、そのような方々にとっては新たな事業としてとても魅力的なパッケージではないだろうか。
石田氏はインドアドローンショー導入パッケージについて以下のように語っている。
インドアドローンショーを実施する事業者や、選択肢がどんどん増えていけばよいと考えています。現状の選択肢は非常に限られてしまっており、プレイヤーが増えないと市場そのものが広がりませんから。インドアドローンショーのライバルがたくさん増え、選択肢としての機材もさまざまある…といった状況を作っていかなくてはならないと思います。
もちろん、機体の追加は10機単位で提供可能なほか、アニメーション制作の代行や運営継続サポートを提供しているので、自社のみで運営するのが不安な方も安心して導入することができるだろう。
インドアドローンショーの教育用途の可能性
インドアドローンショーのパッケージは、学校教育現場におけるSTEAM教育※においても注目されている。ROBOZも教育分野には力を入れており、全国の公立高等学校において授業プログラムを提供・実施してきた。

石田氏いわく、
ドローンショーのプログラミングインターフェイスはとてもシンプルで中高生にもプログラミングが可能で、プログラミングを学びながら最後には全員でドローンショーを実施するといった表現活動ができる。
STEAM教育の目的のひとつでもある、“理数系知識にアート(創造性)を融合させ、文理の枠を超えた論理的・独創的な思考”を育てることができる、ということだ。
これまでもプログラミングができるミニドローンを活用した授業が一部で実施されているものの、数台の同時運用だけで電波干渉が起きる、機体の限界性能の低さからプログラミング飛行の再現性が低い、などの問題があり、本格的なSTEAM教育には活かしにくいのが実情だ。
しかし、インドアドローンショーのパッケージならば130機同時運用、UWBによる正確な位置情報検知と再現性など教育現場での実運用時におけるストレスがほぼないと言って良い。それに加えて協働的なプログラミングによる表現活動ができるのというのだから、これは教育関係者にとってはとても魅力的な要素ではないだろうか。
文科省のDXハイスクール指定校などでは1000万円規模の補助金予算が付き、先進的なデジタル人材を育成する取り組みが求められている。そういった取り組みへの提案にもインドアドローンショーは魅力的なコンテンツとなるだろう。
※STEAM教育
科学(S)、技術(T)、工学(E)、芸術(A)、数学(M)の5つの領域を横断的に学び、実社会の課題解決力や創造力を養う教育手法。
インドアドローンショーの広がり
今回の取材を通して感じたことは、インドアドローンショーのビジネスとしての魅力の高さだ。比較的小資本で取り入れることができ、市場としてのニーズもある。そしてなにより、現状ではまだそれほど事業者が多くないことが大きい。
また、屋内コンテンツであることは、天候に左右されない安定した実施が可能ということも意味している。屋内エンターテインメント施設と提携したインドアドローンショーの定期開催などに持っていければビジネス的にもとても魅力的だ。
さらにインドアドローンショーのプログラミングがとても容易で奥深くプログラミングなどに不慣れなドローン事業者でも取り組むことが可能であることも挙げられる。ぜひ、あなたの事業のひとつにインドアドローンショーを加えてみてはいかがだろうか?
インドアドローンショーオンライン導入説明会
4月16日14時
4月30日13時
インドアドローンショー実演体験会&導入説明会(オフライン)
- 長崎会場:4月21日(火)14時(長崎県諫早市)
- 福岡会場:4月22日(水)14時(福岡県福岡市)
- 豊田会場:4月30日(木)13時(愛知県豊田市)
- 美濃会場:5月8日(金)14時(岐阜県美濃市・ドローンミュージアム&パークみの)
下記リンクよりお申し込みください。