産業ドローン分野が活況だ。コンシューマードローンで始まったドローンの世界だが、今や産業ドローンがビジネスの中心となっている。その活況ぶりが窺える場面に今回は足を踏み入れてみた。
DJIの大手代理店であるシステムファイブが、国内ドローン代理店を招いて感謝イベント「全国DJIディーラー感謝の会」をホテル ザ・マンハッタン幕張で開催した。全国から多くのDJIディーラーが幕張に集結した。そのイベントの模様をお届けしよう。
- Advertisement -
ドローンはすでに実用段階。それを推し進める新体制のシステムファイブとDJI
まずは、株式会社システムファイブ 小川行洋代表取締役社長より代理店関係者へ感謝の意が述べられた。映像業界かからドローン業界へと大きくピポッドしたことをエピソードを交えながらコメントした。
今回も皆様が楽しんでいただけるようにと思い準備してきました。ぜひ今日は最後まで楽しんでください。昨年9月に社長就任いたしました。もともと私はテレビ局や映像系の営業をメインとしていました。システムファイブも同様にその事業で30年近く業界トップを歩んできたのですが、9月から一気にドローン販売にさらに力を入れ社内体制も大幅に変えました。鋭意メンバーを増やしているところです。本日も新メンバーが5名ほど来て、皆様に楽しんでいただこうと張り切っています。少しでも皆様にきめ細かいお手伝いができるように日々社員共々努めています。
システムファイブは、DJIの産業代理店だけではありません。皆様のドローンビジネスが、うまくいくように、裏方として引き続き邁進させていただければと思います。皆様に様々なご支援をできるようにDJI社とともに進んで行きたいと思っています。皆さんのドローンビジネスが花開くように、DJI JAPANさんとともに一緒に、ご協力をさせていただければと思います。
- Advertisement -
DJIを支えるシステムファイブの活躍
続いて、ゲストとして、DJI JAPAN株式会社標準化兼政策ディレクター浦野 靖弘氏が、以下のようにコメントした。
DJI JAPANは、昨年、設立から10年を迎えるとともに、代表取締役が交代し、新体制のもと、新たなチャレンジのスタートを切りました。一方で、私自身も、2004年4月から18年9ヶ月従事していた国土交通省から大きな翼を広げて飛び立ち、昨年からDJI JAPANに入社いたしました。弊社において、その新たなチャレンジの一翼を担えることに大きな誇りと喜びを抱いている次第でございます。
さて、民生用ドローンにつきましては、日本国内において着実に普及が進んでいく一方で、数年前からさまざまな法規制が整備されております。これにより、ドローンは、皆さんの興味本位、新しいものに対する気持ちだけで簡単に気軽に扱うことが難しくなっています。今後は、知識、経験が豊富な方々によって、本当に必要な分野やシーンなどでの活用が進んでくるものと思います。
こうした中、パートナー企業の皆様におかれましては、商品の販売だけにとどまらず、いろいろな製品の教育、安全対策の啓蒙など、弊社の製品の付加価値の向上や、業界全体の底上げにつながる取り組みを数多く実践していただいており、この場をお借りして、皆様に心より感謝を申し上げたいと思います。
パートナー企業の皆様、実際に製品をご利用されるユーザーの皆様の声をしっかりと取り入れまして、さらに使いやすい革新的な製品を生み出し、皆さまにご提供していきたいと思います。
そして、弊社の産業用ドローン市場のリーディングカンパニーとしてのポジションを不動のものとすべく、皆様と一緒に、さらなる発展と成長を続けていきたいと考えております。
今後とも、何卒、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
- Advertisement -
1年間の成果を表彰!
システムファイブ久米氏の挨拶とともに、乾杯!となり、その後は、各ディーラーを労うAward各賞が発表された。
2024年度コンシューマー部門は、「株式会社フジヤカメラ店」「ジャパンクリエイト株式会社」「Tohasen Robotics株式会社」が受賞した。
2024年度産業機部門は、「Terra Drone株式会社」「株式会社FLIGHTS」「KDDIスマートドローン株式会社」 とそれぞれ受賞となった。
2024年度物流機部門では、「南榮工業株式会社」、「株式会社Le Ciel DRONE 」、「株式会社空撮技研」 がそれぞれ部門別に受賞した。企業規模如何に問わず多くの企業がドローンのビジネスに注力していることが窺えるAward結果となった。
2024年度コンシューマー部門
2024年度産業機部門
2024年度物流機部門
宴も酣、さらに盛り上がるドローンについて
その後、抽選会の会場は盛り上がった。最後は、システムファイブ二木氏の言葉で締めくくられた。閉会後も立ち去る人は少なく、ドローンを話題に盛り上がっていたことが印象的だった。会場を見渡すとJapanDrone2024で見かける企業方々がほぼいるのではないかと思えた。ドローン業界で活躍されているまさにこの産業機分野の活況を実際に感じた瞬間だった。