韓国発の"紙"ドローン「COCODRONE(ココドローン)」の日本総代理店である株式会社Binarity Bridgeは、日本全国における"紙"ドローンのワークショップの実施を目指し、ドローンスクール・プログラミング教室・美術教室などを対象としたパートナーおよびアンバサダーを募る「クラフトドローンコミュニティー」を開始した。"紙"ならではの安全性と、多様なデザインで、ドローンを飛ばす楽しさだけでなく、ドローンの飛ぶ原理を体感的に学べる「COCODRONE」への反響や評価は非常に高く、理工系への興味を引き出すSTEAM教育教材としても期待されている。2025年9月24日から2025年10月31日まで実施されたクラウドファンディングでは、目標を大きく上回る達成率303%でプロジェクトを完了し、今後はパートナーやアンバサダーと共に既存教育ではカバーしきれていない小中学生へのドローン教育、STEAM教育の普及を目指し「クラフトドローン」の公式サイトを公開した。
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クラウドファンディングの経緯
ドローン産業は空撮・点検・防災など多領域で急速に拡大し、教育分野への期待も高まっている。 一方で、ドローンの操縦資格が16歳以上となっていることから、初心者や小中学生が安全かつ低コストで「飛ばす体験」を得られる教材は限られており、導入障壁が課題となっている。
インプレス総合研究所によると、2024年は日本のドローンビジネス市場は前年比13%増の4371億円、今後も平均15.2%で成長し、2030年度には1兆195億円に達すると予測されている(※1)。また、文部科学省はAIやIoTなどの急速な技術の進展により社会が激変し、多様な課題が⽣じている現代において、⽂系・理系といった枠にとらわれず、各教科等の学びを基盤としつつ、様々な情報を活⽤しながらそれを統合し、課題の発⾒・解決や社会的な価値の創造に結び付けていく資質・能⼒の育成が求められており、STEAM教育は「各教科での学習を実社会での問題発⾒・解決にいかしていくための教科横断的な教育」としている(※2)。
Binarity Bridgeでは、「COCODRONE」がこの課題解決の一助になると確信すると共に、日本全国の各現場で子どもたちにこの学びを届けていくコミュニティ「クラフトドローンコミュニティ」を立ち上げるべく、本クラウドファンディングを立ち上げ、2025年9月24日から2025年10月31日の間に支援者を集め、目標金額の303%で目標達成した。
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STEAM教育とは?
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・表現(Arts)、数学(Mathematics)の5領域を横断的に学ぶ教育アプローチで、創造力・問題解決力・論理的思考力を育むことを目的としている。近年は「知識を覚える」よりも「考え、つくる力」が重視され、各地の教育現場で導入が進んでいる。
「クラフトドローンコミュニティ」とは?
韓国発の"紙"ドローン「COCODRONE」を活用した遊びと学びが融合する体験を日本で広げていくコミュニティである。

「COCODRONE」は、紙を主素材とした安全性・低コスト・高い学習効果を兼ね備えた教材として注目されており、教育現場への普及が期待が寄せられている。STEAM教育へのニーズに応える形で、「つくる楽しさ」と「飛ばす体験」を通じて、以下の点が評価されている。
- 飛行の仕組みを理解できる
- 組み立て体験と飛行体験がセットで学べる
- 教室・地域イベントで運営しやすい
という点が評価され、「STEAMの要素を自然に学べる新しい教材」として、韓国では500箇所以上の教育機関で提供されており、日本でもドローンスクールやプログラミング教室などから多数の問い合わせが寄せられている。
クラフトドローンパートナー制度の詳細

「クラフトドローンコミュニティ」の核となるアンバサダー&パートナー・プログラムは、クラフトドローンの教育・普及活動をともに行っていただける方を募集するものである。特に、教育関係者、ドローンスクール、個人講師、インフルエンサーなどの参加が期待されている。各アンバサダーやパートナーには、コミュニティ活性化のための活動を求めており、その活動状況に応じたランクに応じて、報酬や、仕入れ時の値引き率が変動するランク制度を設けている。
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アンバサダーに期待される活動(個人向け)
- SNSなどでの魅力発信
- ワークショップなどイベント開催時のサポート
- パートナーや購入者の紹介によるインセンティブ制度
パートナーに期待される活動(スクール・法人向け)
- 「COCODRONE」の仕入れ販売
- ワークショップなどのイベントの開催
- 「COCODRONE」を活用したオリジナル教材の制作
Binarity Bridgeでは、日本の全都道府県においてワークショップが開催されるようパートナーの募集を強化している。
クラフトドローンコミュニティの今後の展開
今後は、クラフトドローンの教育価値をさらに広げるため、STEAM教育・観光・福祉・アートとテクノロジーを横断する新たな教育コンテンツとして、自治体・文化施設・商業施設とのコラボレーション、公立学校での導入も視野に入れ検討しているという。
韓国ではワークショップに参加した子どもたちが継続してドローンに興味をもち取り組めるよう、ドローンビンゴやドローンウォーなどの多様な競技コンテンツが開発されており、日本での大会開催も目指し準備をすすめている。
代表取締役コメント
株式会社Binarity Bridge 代表取締役 金陽信氏
クラフトドローンコミュニティを通じて、より多くの子どもたちにドローンや、理工系への興味を持つ機会を与えたいと考えています。クラウドファンディングでの成功は、私たちへの信頼と"紙"ドローンへの期待の表れであり、これを励みに今後も日韓両国でコミュニティとの共存共栄を追求して参ります。