株式会社センシンロボティクスは2026年3月18日、同社の設備管理アプリケーション「ゲンコネ」で外部IoTデバイスとの連携を強化する新機能「ゲンコネ+IoT」の提供を開始した。
プラントや工場などの現場ではネットワークカメラやIoTデバイスの導入が進む一方、機器が増えるほど「どこに何があるのか分かりづらい」「図面と現場情報を行き来する手間が大きい」といった運用負荷が課題になりやすい。ゲンコネ+IoTは、図面・地図とIoTデータを一体で扱えるようにすることで、こうした状況の可視化と管理効率の改善を狙う。
ゲンコネ+IoTでは、IoTデバイスが収集する情報を、現場の図面や地図上に統合して表示する。管理者は事務所にいながら図面上のポイントをクリックするだけで、計器数値やリアルタイム映像へアクセスでき、現場全体の状況を直感的に把握できるとしている。異常挙動を検知した場合は、発報元デバイスのアラート情報をゲンコネに連携し、関係者が同じタイミングで検知できるようにすることで、情報共有と初動対応の迅速化につなげる。
同機能の主な特長として、航空写真、地図、CAD図面、P&ID図、現場パノラマ画像など複数のベース上にデバイスを登録できる点を挙げる。設置場所を「面」で捉えられるため、現場全体の把握を支援するという。さらに、異なる図面間で同一デバイスを紐づけられ、「現場写真のこのカメラ」「CAD図面上のこの位置」「P&ID上のこの設備」といった対応関係を明確化できるとしている。
また、セーフィー株式会社のクラウド録画サービス「Safie」との連携では、設置場所だけでなく被写体にもデバイスピンを登録できるとしており、「カメラを選んで映像を見る」運用から「見たい対象(設備)を選んで映像を見る」導線を提供するとしている。加えて、計器読み取りIoTの数値データやSafieのスナップショットをゲンコネのデータベースへ保存可能とし、PLC等のアラートと連携して図面上のピン点滅表示やスマートフォン通知にも対応するとしている。
ゲンコネ+IoTはドローンで取得したデータとの連携にも対応する。センシンロボティクスのデータ管理アプリケーション「SENSYN CORE Datastore」と連携することで、ドローンが撮影した画像を、ゲンコネ上のピンから直接確認できるとしている。

センシンロボティクスは今後、対応IoTデバイスの拡充と、既存デバイスを横断的に活用できる環境整備を進める方針。巡視・点検の効率化に加え、現場の対応実績や経験をデジタル情報として蓄積・活用し、持続可能な設備管理体制の構築を支援するとしている。