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ニュース

Sky-Watch、ウクライナでの実戦知見を反映した新型UAV「RQ-70 Dainn」を発表

デンマークを拠点に先進的な無人システムを開発するSky-Watchは、情報収集・監視・偵察(ISR)任務および目標捕捉に対応する新型の長距離無人航空機システム(UAS)、RQ-70 Dainnを発表した

2026年6月12日
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RQ-70 Dainnは、2026年6月15日から19日までフランス・パリで開催される国際防衛と安全保障に関する世界的な展示会「Eurosatory 2026」にて公開される。

Contents
実戦での学びを、より高い任務遂行能力へ主な特長重要なのはUAVそのものではなく、運用能力戦場で磨かれたシステムデンマークでの開発、ウクライナでの実証、そして次の任務環境へ

現代の戦争は、従来型の防衛システムが抱える重大な課題を浮き彫りにしている。戦場は、現場を支えるはずのシステムを上回る速さで変化しており、従来の防衛モデルでは、この新たな現実のスピードと複雑さに追いつけないケースが少なくないという。防衛分野ではいまなお、長期にわたる開発・調達サイクル、大型装備のプラットフォーム、そして現場の判断や運用実態から離れた仕様を前提とする、従来型の考え方が根強く残っている。

Sky-Watchは、同社のRQ-35 Heidrun UAVプラットフォームをウクライナで4年間にわたり継続的に実戦投入してきた。今回発表するRQ-70 Dainnは、その戦場で得た経験を、導入初日から機能し任務とともに継続的に進化する運用能力を提供するために開発されたシステムだ。


Sky-WatchのCEO、Martin Schousboe氏は、次のようにコメントしている。

Schousboe氏:RQ-70 Dainnは、単なる仮説に基づいて開発されたものではありません。継続的なフィードバックの積み重ねによって磨かれてきた、実戦で実証済みのRQ-35 Heidrun UAVプラットフォームを基盤としています。現在の課題は、技術を手に入れられるかどうかではない。その技術が最も必要とされる瞬間に確実に機能するのか、そして現代戦のスピードに対応できる速さで改善できるのかです。

実戦での学びを、より高い任務遂行能力へ

RQ-70 Dainnは、ウクライナで4年間にわたり継続的に運用・改良されてきたRQ-35 Heidrunを直接の基盤として開発された。RQ-35 Heidrunで培われた知見をもとに、実際の作戦で重要となるスピード、シンプルさ、信頼性を維持しながら、航続距離、滞空時間、任務対応の柔軟性を高めている。

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主な特長

  • 最大8時間の滞空時間
  • 前線の先まで対応する高度なISR能力:運用距離は最大62マイル(約100km)超
  • VTOL(垂直離着陸)への対応
  • 複数の任務に対応できるモジュール式ペイロード構成
  • GPSが妨害・遮断される環境におけるレジリエンス
  • 運用担当者1名での展開が可能
  • デジタル戦場で機能するための接続性

これにより、RQ-70 Dainnは脅威下にある環境でも持続的なISR能力を発揮する。また、緊迫した状況下においても、運用者が実際に使える形で能力を発揮するシステムとして設計されている。

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重要なのはUAVそのものではなく、運用能力

Sky-Watchは、UAV単体が完全な解決策になることはないと考えているという。

Schousboe氏:RQ-70 Dainnは、機体、センサー、ソフトウェア、インターフェース、そして運用現場で得られた知見を継続的に改善する仕組みが一体となって機能する統合システムとして設計されています。

その強みは、より広範なデジタル基盤の一部として機能する点にあります。ソフトウェアによって、センサーで得られた情報が意思決定者、さらには実行手段へと、ほぼリアルタイムで共有される。現代の戦争においては、UAVが何を捉えるかだけではありません。その情報がどれだけ迅速に伝わり、どれだけ的確に解釈されるかが重要です。

RQ-70 Dainnは、運用担当者に次のような価値を提供するとしている。

  • より明確なインテリジェンス
  • より迅速な意思決定
  • 重要な局面における判断の確実性向上

Schousboe氏:重要なのはプラットフォームそのものではありません。それによって何が可能になるかだ。データをどれだけ速く意思決定につなげられるか、そして実際の運用に基づいて、能力をどれだけ速く改善できるかが重要です。重要な局面における状況では、より良い意思決定こそが、現場の人員を無事に帰還させる力になります。

戦場で磨かれたシステム

Sky-Watchの開発姿勢は、現代戦の現実、特にウクライナでの経験を通じて形づくられてきた。ウクライナでは、急速に変化する環境の中で、システムが日々実戦で試されている。RQ-70 Dainnの開発には、前線の運用者から寄せられる直接のフィードバックによって進められてきた。現場で得られた知見を継続的にシステムの改善へとつなげることで、実際の運用に即した改良が重ねられている。

これは、防衛分野における次のような変化を示している。

  • 時間のかかる調達サイクルから、継続的な学習と改善へ
  • 単独のプラットフォームから、統合された運用能力へ
  • 理論上の性能から、運用実績に裏付けられた能力へ

Sky-Watchは、こうした新たな現実に対応する新世代の防衛企業だ。同社は、厳しい環境下でも機能し、状況の変化に応じて改善し続ける能力の提供に注力している。

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デンマークでの開発、ウクライナでの実証、そして次の任務環境へ

RQ-70 Dainnは、2026年6月15日から19日までパリで開催される「Eurosatory 2026」で公開される。

本格生産は2027年1月に開始される見込みで、初回納入は2027年中を予定している。その後は市場需要およびプログラムの進捗状況に応じて、段階的に生産規模を拡大していく。運用デモは2026年7月から実施可能で、「Eurosatory」の会場にて予約を受け付ける。

▶︎Sky-Watch

TAGGED: Sky-Watch, UAS, ドローン
watanabe 2026年6月12日
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