DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: 千葉工業大学、学生製造の超小型衛星4号機「BOTAN」が初期ミッションを運用初日に達成
Share
DRONE
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
ニュース

千葉工業大学、学生製造の超小型衛星4号機「BOTAN」が初期ミッションを運用初日に達成

4衛星連続の成功を見事に成し遂げる

2025年10月21日
千葉工業大学、学生製造の超小型衛星4号機「BOTAN」が初期ミッションを運用初日に達成
「BOTAN」が撮影した地球
SHARE

概要

拡大する宇宙産業を支えるため、宇宙で確実に動くものづくりができる人材育成を目指した高度技術者育成プログラムの一環として、本学学生が製造した超小型衛星4号機「BOTAN」が初期ミッションを達成した。

- Advertisement -
Contents
概要詳細

2号機「KASHIWA」(2024年4月11日ISSから放出)、3号機「SAKURA」(2024年8月29日ISSから放出)、1号機「YOMOGI」(2024年12月9日ISSから放出)に続き、4衛星連続で初期ミッションに成功した。

詳細

世界の宇宙産業はここ数年で数倍に拡大しており、我が国でも旧来の宇宙企業に留まらず、多くのベンチャー企業が宇宙ビジネスアイデアを提案し、企業活動を開始している。しかし、新たなビジネスアイデアを実現するために不可欠な技術者が圧倒的に不足しているのが現状である。

本学では、社会課題解決のための宇宙を使ったソリューションを確実に実現できる衛星づくりができる技術者を育成するために、2021年4月より「高度技術者育成プログラム」を実施してきた。

- Advertisement -

その4号機「BOTAN」は、2023年4月に当時の学部2年生が開発に着手した10cm×10cm×10cmの超小型衛星(1Uキューブサット※1)である。2025年9月15日(日本時間)、アメリカ・スペースX社ファルコン9ロケットで打ち上げられ、ノースロップ・グラマン社シグナス補給船NG-23号機にてISSへ輸送された。2025年10月10日(日本時間)に国際宇宙ステーション(ISS)から放出・軌道投入された後、地上との通信が確立し、2025年10月17日、人工衛星局相当アマチュア局免許が交付された。

衛星基本機能の宇宙空間での動作確認を行い、「BOTAN」で計画していた初期ミッションを以下の通り達成した。

① ミニマムサクセスレベル(最低成功条件)「衛星が撮影した画像1枚を地球上で画像に復元する」をクリア

② APRS※2による一般アマチュア無線家へのメッセージ送信

③ 新しい衛星用太陽電池セル(CIGS太陽電池セル※3)の宇宙実証(出光興産株式会社との共同ミッション)

- Advertisement -

初期ミッションは軌道投入後の運用初日に早くも達成され、「BOTAN」の高い完成度を示すことができた。

また、「BOTAN」は国際宇宙ステーションから放出後すぐに、ライブ中継の映像により起動していることを目視できるテレメトリとしてLEDを装備しており、その点灯も確認された。

千葉工業大学、学生製造の超小型衛星4号機「BOTAN」が初期ミッションを運用初日に達成
ISSから放出後、LEDの点灯により起動を確認(画像提供:JAXA/NASA)

今後数カ月の間、オーロラの観測と太陽フレアの影響の調査、アメリカ・サウスダコタ州のトウモロコシの生育状況の調査、海底火山噴火時の軽石の調査、ジャイロセンサを用いた衛星姿勢情報の収集に挑戦する。また、SNSやウェブサイトを通じて「BOTAN」が取得したデータを公開していく予定である。

本プログラム開始からの4衛星「KASHIWA」、「SAKURA」、「YOMOGI」、「BOTAN」は連続で初期ミッションを達成した。本プログラムが目指す「確実に動く衛星を作れる高度技術者の育成」が着実に成果を上げている。

(※1)キューブサット:1辺10cmの立方体サイズ・1kg程度の質量からなる(1Uサイズの)超小型衛星。世界的にも多くの大学・企業が参加し、衛星製造・運用の入口として活用されている。近年では3Uサイズの衛星単体、あるいは複数機を使った実用的な衛星利用も始まっている。

(※2)APRS:Automatic Position Reporting Systemの略であり、アマチュア無線局がアマチュア無線電波上に生データをリアルタイムに配信するパケット通信プロトコルである。

(※3)CIGS:Cu(銅)、In(インジウム)、Ga(ガリウム)、Se(セレン)の頭文字をとった、出光興産株式会社で開発中の太陽電池セルである。

千葉工業大学、学生製造の超小型衛星4号機「BOTAN」が初期ミッションを運用初日に達成
超小型衛星「BOTAN」の外観

千葉工業大学

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: 千葉工業大学, 宇宙, 超小型衛星
masuko 2025年10月21日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article スペースエントリー、「T-Messe 2025 富山県ものづくり総合見本市」の「宇宙産業」展示を企画支援。「きぼう」自動実験システムのモックアップを展示 スペースエントリー、「T-Messe 2025 富山県ものづくり総合見本市」にて宇宙産業展示を企画支援 ―「きぼう」自動実験システムのモックアップを公開
Next Article アルファクラブ武蔵野、宇宙葬──2026年6月打ち上げへ アルファクラブ武蔵野、宇宙葬──2026年6月打ち上げへ
- Advertisement -

最新ニュース

AFEELA、「PS リモートプレイ」を世界で初めて車内エンタテインメントとして導入
ソニー・ホンダモビリティ、AFEELAに「PS リモートプレイ」を世界で初めて車内エンタテインメントとして導入
ニュース 2025年12月18日
エアロネクスト、軽井沢で渋滞・防災などの課題解決に向けたドローン物流の実証実験を実施
エアロネクスト、軽井沢で渋滞・防災などの課題解決に向けたドローン物流の実証実験を実施
ニュース 2025年12月18日
日本ペイントホールディングス、ドローンで光透過型遮熱塗料を散布「あいち農業イノベーションプロジェクト」へ参画
日本ペイントホールディングス、ドローンで光透過型遮熱塗料を散布「あいち農業イノベーションプロジェクト」へ参画
ニュース 2025年12月18日
明和観光×ピクセルインテリジェンス、自動運転車両RoboBus 移動式観光実証実験を実施
明和観光×ピクセルインテリジェンス、自動運転車両RoboBus 移動式観光実証実験を実施
ニュース 2025年12月18日
フランスの気候テック「Nexqt」、日本初上陸へ。DATAFLUCT、科学的根拠に基づく「脱炭素都市開発」の社会実装を加速
フランスの気候テック「Nexqt」、日本初上陸へ。DATAFLUCT、科学的根拠に基づく「脱炭素都市開発」の社会実装を加速
ニュース 2025年12月18日
- Advertisement -

関連記事

JAXA×ANA、世界初、リモートセンシング技術を活用した定期旅客便による大気成分等の自動観測を開始
ニュース

JAXA×ANA、世界初、リモートセンシング技術を活用した定期旅客便による大気成分等の自動観測を開始

2025年12月17日
BAE Systems、英国で設計・製造した人工衛星群の打上げ成功を発表
ニュース

BAE Systems、英国で設計・製造した人工衛星群の打上げ成功を発表

2025年12月15日
ICEYE、General Catalystと提携
ニュース

ICEYE、General Catalystと提携

2025年12月10日
ElevationSpace、JAXA パートナースタートアップになる
ニュース

ElevationSpace、JAXA パートナースタートアップになる

2025年12月8日
Previous Next

DRONEとは

DRONE(https://drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?