SEEDsロボティクス株式会社は、10月1日(水)から10月3日(金)まで幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される展示会「農業WEEK」にて、移動・運搬用クローラー型ロボット「DonkiBot-Nシリーズ」を初披露する。
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DonkiBot-Nシリーズは、OMOROBOT社(韓国京畿道)が国内外で特許を取得している「テザーフォロイングセンサ」を搭載し、ひとがテザー(ワイヤー)を持って歩くだけで、クローラーロボットを追従させて300kg重量物を運んで移動できる、作業負荷軽減を目指したソリューションである。ベースとなる車体は、韓国でAGVや電動カート、キャスターメーカーとして長年の実績を持つShinhee C&M社(韓国京畿道)のモデルを採用している。

日本では、農業の労働力不足・高齢化が叫ばれて久しく、「スマート農業」の掛け声で自動化技術なども業界に投入されてきており、その存在は少しずつ認識されてきた。しかし、農業のような屋外・不整地を完全自動で走行するロボットは、高価格かつ複雑であるため、特に中小規模の農家が導入するにはまだ現実的ではないという課題がある。
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DonkiBot-Nシリーズは、"テザーを持つだけでついてくる"というシンプルな機能で、ロボット技術に対する心理的・経済的な課題を解決し、もっと手軽に簡単に、現場の作業が楽に速くなることを目指している。
SEEDsロボティクスは、日本国内においてOMOROBOT社特許技術の専用実施権を保有しており、当該技術をコアに、農林業・製造業・建設業といった業界を中心に広くロボットソリューションを提供してきた。
本展では3社が共同出展し、DonkiBot-Nシリーズを中心に、日本の農業の課題に対して一歩踏み込んだ提案を進め、日本の明るい未来の一助になることを目指す。