本調査事業は、タイでロジャナ工業団地を運営する日鉄物産と、燃料電池技術を有するHondaが協働し、工業団地内の太陽光発電で製造したグリーン水素を、定置用燃料電池(FC)電源や燃料電池(FC)トラックへの活用を通じて入居企業へ普及させることを目指し、その事業性を調査する。
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なお、本調査事業は、経済産業省が主導する「令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたものだ。
タイにおいては、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、水素の活用も含めた具体的なエネルギー政策の準備が進められている。
日鉄物産の工業団地事業および再生可能エネルギー事業開発の知見と、HondaのFC技術を結集し、水素製造から利用までのエコシステムを形成することで、環境にやさしい未来づくりに貢献することを目指すとしている。
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調査事業概要
- ロジャナ工業団地において、日鉄物産が太陽光発電から水素を製造、貯蔵、輸送する検討
- Hondaが定置電源や商用車に水素を活用し、入居する企業へ普及展開する検討
- 以下項目を検証、調査
- 技術要素の検証、関連政策および法規制の調査
- 事業採算性の検証および資金調達の検討、事業実施体制・ビジネスモデルの検討
- マーケット調査、普及展開計画の検討
- 事業実施による温室効果ガス排出削減の検証