インフラ点検サービス「Smart Image Sensing」
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パナソニック株式会社およびパナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社は、道路、橋梁、ダム、鉄道、エネルギーなどの各種インフラ設備に対して、ロボティクスと画像処理技術を活用したインフラ点検サービス「Smart Image Sensing」の提供を開始する。
現在、老朽化が進む各種インフラ設備については、新規インフラ構築だけでなく既存インフラ維持のための点検・保守、老朽化対策が求められている。一方で、労働人口減や高齢化により点検・保守にあたる要員の確保が課題となっている。
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同サービスでは、ロボットや4K画像など撮像デバイスと画像処理技術を活用し、インフラ点検の測定結果を可視化して、測定データの収集・管理・提供を行う。また堅牢性などを特長とする業務端末群との連携により、スムーズな点検業務を支援していく。さらに同社が展開するフィールドサポート網を活用し、危険エリアや広域エリアでの点検業務の省力化もサポートするとしている。
今後は各業界にあわせた業務別サービスパッケージの提供拡大を図ると共に、撮像画像を活用したAIによる分析を通じた異常検知、予兆監視サービスへと展開してく予定だ。2017年度内に順次開始するインフラ点検サービスは以下の通り。
1.水中Rov.(Remotely Operated Vehicle)点検サービス
(2016年11月サービス開始済)
従来は困難であったダム水中部の網羅点検と点検結果の数値データ化により経年変化をモニタリングし、お客様の予防保全型維持管理を支援するサービスです。面積あたりの点検効率向上と映像処理の高度化を実現する事で、点検作業からデータ提供・報告までの時間を大幅に削減し、コンサルティング業務の負荷低減に貢献します。
2.インフラ設備撮影サービス
停電の原因にもなる電柱上のカラスの営巣の点検など、高所・広範囲における目視点検作業を、車両等からインフラ設備を自動撮影を行い、画像履歴管理と画像AIを活用して異常検知し省力化するサービスです。今後はAI技術を更に発展させ、樹木の繁茂による電線の離隔距離の変化などの予兆管理サービスへと高度化を目指していきます。
3.4K画像活用構造物点検サービス
これまでの構造物点検は、目視やセンサーを使用したものが主流でしたが、足場設置に伴う安全面やコスト面に課題がありました。4Kカメラ映像で定点観測を行い、たわみ量を可視化し、橋梁などの構造物を効率的にかつ安全に計測するサービス提供を行います。
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4.ドローン点検支援サービス
カメラ搭載ドローンにより、高所にあるインフラ設備の確認を始め、災害発生後などのリアルタイムでの現場状況の確認や要注意箇所の監視支援を行うサービスです。飛行申請~ドローン運航・映像収集~画像蓄積~報告までをワンストップサービスで実現します。今後は画像処理(鮮明化)などを適用して安心・安全なサービス提供を目指していきます。