DRONE.jp
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: [春原久徳のドローントレンドウォッチング]Vol.13 Dronecodeの変節
Share
DRONE.jp
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
コラム春原久徳

[春原久徳のドローントレンドウォッチング]Vol.13 Dronecodeの変節

2016年10月14日

Dronecodeに何が起こったのか?

それは、2016年8月28日にDronecodeのSilver Memberに対して、Dronecode Silver DirectorsであるPhilip Rowse氏とTom Pittenger氏からの“Dear Silver members,”で始まるメールによって明らかにされた。

Contents
Dronecodeに何が起こったのか?新しいDronecodeの構造PX4ArduPilotの行方今回の分裂の影響

Dronecodeのメインフライトコードを「ArduPilot」から「PX4」に変更するという内容で、その後8月31日には、同社のChairmanであるChris Anderson氏から、Dronecodeメンバーに対して正式にその内容を告げるLetterが出された。

Dronecodeサイドは変更理由に関して、現状のArduPilotによるCodeのバージョン管理が不明確であり、Dronecodeを活用している企業にとって負担が大きくなっていること、およびArduPilotの使用許諾条件であるGPLv3が、機能拡張しているドローンテクノロジーの中でそぐわなくなってきているという理由を示した。

spring_13_dronecode-2

PROJECT MEMBERS

この変更にあたり、Silver Memberは意見を求められることはなく、Platinumメンバーである3DR、Qualcomm、Intelの間で話し合いがもたれ、決定がなされたと伝わってきている。特にQualcommの意考が強かったようだがそこにはやはり、Qualcommの知財戦略とGPLv3との考え方の相違というものが横たわっているように思う。ここではGPLv3の使用許諾の内容に深く入ることは避けるが、例えば、以下のような項目は知財権者にとっては、その方針と合わない部分があったであろう。

GPLv2では、プログラムを配布した者が下流の受領者に対して特許権を行使できるか否かについて明確な規定がなかった(下流の受領者が知らずに特許侵害を行ってしまうリスクがあった)。しかしGPLv3では、下流の受領者に対する必須特許の無償ライセンスが明記された(参考:GPLv3の要点解説 ─v3からv2を考える─)。

これはDronecodeの中心にあったArduPilotにおいて、GPLv3であることは当初から変わってはいない。それがなぜこの時点でArduPilotからPX4に変更という動きが出てきてしまったのだろうか。それまでも、GPLv3の問題(フライトコードArduPilotの内部機能として、知財のあるソフトウェアを組み込む際には、ソフトウェアのソースコードを開示しなければならないということ)は、知財を持った企業にとっては問題であった。

しかし今までは、よりインテリジェンスな機能、例えば画像解析による衝突回避といった機能をドローンに組み込む際は、フライトコントローラーに亀の子状に載せたCompanion Computer(DroneKit)上で処理を行っていた。このDroneKitはBSDライセンスで使用許諾されているものが多く、組み込みに対してソースの開示が必要ではなかった。現状の3DR SoloのOrbitと呼んでいる被写体を追尾する機能などは、Companion Computer上で処理されている。

spring_13_3

Companion Computerという手法も昨年あたりから急速に拡がってきたが、Qualcommを始めとした企業が新たにフライトコントローラーを開発している中で、Companion Computerで実行されている機能のフライトコントローラーへの内部化の方向性が出てきており(これはArduPilotのプロジェクトディスカッションのテーマにもなっていた)、知財を持つ会社にとっては非常にやりにくい状態になってきた。そんな状況下で、今回の決断がなされたと推察される。

新しいDronecodeの構造

spring_13_px4

新しいDronecodeは上記のようになっている。OSが搭載された各種コントローラーにFlight CodeとしてPX4が記載されている。そして、Communication LayerであるMAVLinkを通じてDroneKitやROSといったAPIをサポートしており、Companion ComputerやWebアプリケーションといった開発が可能となっている。

PX4

Dronecodeの機体での自律航行制御プログラムを担っているのはPX4で、以下のような構造になっている。

spring_13_px4f1

spring_13_px4f

このループを回すことで、自律航行を可能にしている

ArduPilotの行方

Dronecodeより離脱したArduPilotだが、Ardupilot.orgとして今まで中心をなしていたDeveloperがそのまま中心となって活動が継続されている。

そして、新しいパートナーが支援体制を作り始めており、その中で日々新たなプロジェクトが進んでいる。

今回の分裂の影響

今回、分裂の遠因になっている3D Roboticsの業績不振に関して10月5日にForbes上で詳細な記事が掲載された。

昨年のクリスマス商戦に仕込んだSoloが、販売不振により大規模なリストラを行っているという。技術者や開発者を含むリストラにより現状は新たなドローンの機体開発は厳しいものと思われる。その中で、米国ではドローンサービス企業であるDJIとの連携が目立ってきている。

DJIの産業向けのドローン活用に対し、QualcommやIntelといったフライトコントローラーやCompanion Computerを担う超大手はどのような戦略に打ってでるのか。“よってたかって”開発を行ってきたDronecodeの分裂は、DJIのそのリソースの豊富さの中で、加速化する開発スピードについていけるか。今後ともドローンに関連する企業は注視していくことが重要だ。

TAGGED: 春原久徳のドローントレンドウォッチング
shizuka 2016年10月14日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article ドローン・ジャパン、「DJアグリサービス」「ドローン米プロジェクト」を開始
Next Article DJI、カリフォルニア大学と共同でUAVソリューションを提案
- Advertisement -

最新ニュース

DJI Osmo Pocket 4P 間も無く発表!
ニュース 2026年5月9日
センシンロボティクス、ドローン測量向け「SENSYN CORE Mapper」に体積測量機能を追加
ニュース 2026年5月8日
Liberaware、点検ドローン運用向け専用車両「Drone Porter」発売 準備から映像共有まで現場作業を効率化
ニュース 2026年5月8日
manisonias、福島県の復興補助金に採択 物流と災害対応を担うドローンと上空Wi-Fi基盤の実用化へ
ニュース 2026年5月8日
UnmannedWorld_08_top4BQ7tLkg
海外での日本のドローンは、絶えぬ客足をどのように成果へつなげる―シンガポール航空ショーでの展示に見る今とこれから[相良静造のUnmanned World] Vol.08
コラム 相良静造 2026年5月8日
- Advertisement -

関連記事

sunohara_top
コラム春原久徳

フィジカルAIの核心は“自己位置の不確実性”にある[春原久徳のドローントレンドウォッチング]Vol.101

2026年4月14日
sunohara_top
コラム春原久徳

コラム連載100回目にあたり[春原久徳のドローントレンドウォッチング]Vol.100

2026年3月26日
sunohara_top
コラム春原久徳

無人航空機に係る安定供給確保を図るための取組方針(案)について[春原久徳のドローントレンドウォッチング]Vol.99

2026年2月27日
春原久徳のドローントレンドウォッチング
コラム春原久徳

2026年、ドローン産業で何が起こるか[春原久徳のドローントレンドウォッチング]Vol.98

2026年1月26日
Previous Next

DRONE.jpとは

DRONE.jp(https://drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE.jp
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?