ブースで行われたセミナーでは、千葉県東金市に配置されたDock 3を飛び立ったドローン「DJI Matrice 4Dシリーズ」が捉えたリアルタイム映像が大画面で上映された。クリアな映像に見入る参加者の姿が印象に残った。

担当者はMatrice 4Dシリーズが持つAI検知機能について、以下のようにアピールする。
画面上の車両の台数や、敷地内に侵入した人物を自動で識別・カウントするAI検知機能が装備されています。敷地内の監視や警備業務に有効に使えます。

2026年6月にはMatrice 4Dシリーズが、国土交通省が定める機体の安全性に関する保証「第2種型式認証」を取得した。ドローンポートと組み合わせて使用する機体としては日本初となる。システムファイブでは、今後も型式認証機としてのMatrice 4Dシリーズの導入をサポートしていく考えだという。なお、型式認証前に購入した機体でも所定の手続を踏まえれば認証機として対応可能だ。

機体とポート間の伝送距離は通常1km程度だが、長距離を飛行させる場合、上空LTE通信で機体間通信を行うケースが多い。だが、山間部ではLTE圏外となる場合がある。また、災害現場など、そもそもLTE電波がないような環境下で飛行する場合も考えられる。そこで使用されるのが「DJI O4 グラウンドステーション」だ。伝送距離を従来の2倍以上となる2~3kmまで拡張できる機材で、Dock 3とともに展示された。システムファイブでは現在、同機のデモを積極的に実施している。顧客からは「確認できる作業エリアが従来の2倍に広がり、現場状況が把握しやすくなった」と好評を得ているという。

運用データの管理に関しては「FlightHub 2オンプレミス版」が強く推し出されていた。セキュリティの観点から「インターネットに接続せずにデータの安全性を確保したい」というニーズが、官公庁やインフラ事業者に存在する。オンプレミス版を使用することでクラウドへデータを送信することなく、自社内のセキュリティ性が高いサーバーや専用パソコンに直接保存・管理できる。

自動化運用が前提のドローンソリューションが数多く出品されていたが、リスコンの来場者からは「ドローンで何ができるの?」「ドローンって手で操縦して飛ばすんでしょ?」といった声が多かったようだ。ドローンの利用はただ飛ばすだけでなく、自動化や通信距離の拡張、そして情報のセキュリティも含めて検討する時代となっている。システムファイブでは、そうした現場の具体的なニーズに応える各種ソリューションを提案できる態勢を整えている。