国際ドローン展の出展者のなかで最大のブースの広さをとっていたのは「World Robot Summit2025過酷環境F-REIチャレンジ」だ。これは大規模災害の発生時を想定し、飛行ロボットやドローンを活用して迅速に人命救助ができるかを競う大会。発災時における状況把握の迅速性、被災者が必要とする救援物資の把握や運搬の正確さ、電波中継における複数機体の連携のスムーズさなどが評価される。
同チャレンジには9チームが参加し、そのうち4チームがこのブース内に出展していたが、そのなかで目立ったのが「Team Aichi」だ。大同大学橋口研究室、徳島大学三輪研究室を中心としたチームで、愛知県名古屋市のProdroneが開発するシングルローター機「GT-M」を使用する。同機は6月に開催された「パリ・エアショー2025」でも展示され、ガソリンエンジンを搭載し、3kgのペイロード搭載時に50分の飛行が可能。長時間の飛行が求められる災害対応にはうってつけのモデルで、キリックスグループが6月から販売を開始した農業ドローン「田助人」のベースにもなっている。担当者は以下のように本機を解説する。
ペイロード部分は様々にカスタマイズできます。今回の過酷環境F-REIチャレンジでは、分離独立して狭小空間などを飛行・捜索できる小型ドローンを吊り下げられる機構を取り付けます。

Team Aichiでは、このほかにもロケットのように垂直に飛び上がって離陸するテールシッター型VTOL「WingtraOne」や、固定翼を持つVTOL「Wingcopter 178Heavy Lift」を使用し、チャレンジでの高評価を狙う意気込みだ。

