ACSLは人や物の上空が飛行可能となる「レベル4飛行」に対応する第一種型式認証機の開発に取り組む。第一種型式認証の取得に向けて「ACSL式PF4-CAT3型」の開発・検証が進められているが、今回の展示では、10月から量産を開始する「PF4」がお披露目された。
同機はすでに第一種型式認証を取得する「ACSL式PF2-CAT3型」から性能をさらに向上させ、ペイロード(最大積載量)は約5倍の5.5kg、航続時間は2倍以上の50分(ペイロード5.5kg時)というスペックを目指している。物流用途はもちろんのこと、長時間飛行できる性能を活かして、点検や巡視での使用も想定されており、赤外線カメラやレーザー測量用のLiDARの搭載も可能な構造だ。担当者によれば「工場の点検に使用したい」といった問い合わせが届いているという。
PF4は機上カメラを使用し立入管理措置を省略できる「レベル3.5飛行」での活用も推奨されている。レベル3.5飛行では人が操縦することなく自動航行が中心となるが、この日はブースと茨城県境町にある同社のフライト拠点を結び、PF4を遠隔操縦するデモンストレーションが行われた。LTE回線を利用した操縦は滞ることなく、荷物の切り離しもスムーズに行われた。
ACSLでは小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」を販売しているが、ブースにはその後継機となる「次世代型空撮機」も展示されていた。経済産業省のSBIR(中小企業イノベーション創出推進事業)に採択されて開発が進められており、経済安全保障やセキュリティに配慮したセキュアなマシンを目指す。


