毎回話題性の高いドローンを開発するPRODRONE。今回はKDDIと共同開発した世界初の水空一体型ドローンを目玉展示に据えての参加となった。
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水空一体ドローンは海の中でのサンゴの育成状況や赤潮の確認など、これまで人が船に乗って現地確認作業をしていたことの省力化を目的に作られた。目的地まで空中ドローンが自律的に移動・着水し、水中ドローンが分離・潜航して点検作業を行うことができる。
機体カラーはかつての少年たちには懐かしい「サンダーバード4号(水中・水上を高速移動できる救助艇…という設定の架空機体)」をイメージした派手な黄色となっている。各種メディアでも取り上げられ、来場客の評判も上々という。
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ブースではほかにもミリタリースタンダードなスペックを有するシングルローター機や点検用途に利用可能なインテリジェントなクワッドコプター、ドローン配送用の物流機、トンネル天井面点検用ドローンなど同社の開発力を裏付けるバリエーションに富んだ展示となっていた。
三菱重工と共同開発したエンジン駆動(120cc)のシングルローター。2時間フライト&飛行可能風速は30m/s。海での広域監視や離島感での風が強い環境での物流などの利用を想定。
戸谷代表取締役社長:エッジの効いた機体はもちろんのこと、強くて頑丈な機体、それがPRODRONEの真骨頂だと思っています。既存領域として、しっかりと開発を行いつつ、現在研究中の次世代エネルギーである水素燃料電池を活用した機体も展開していきたいと思います。
日本のドローン黎明期から国産メーカーとして存在感を保ち続けるPRODRONE。近年のKDDIとの強力なタッグにより、さまざまなニーズに応じたソリューションとしての機体開発力にさらに磨きがかかった。次世代エネルギーやLevel 4に向けた今後の開発にも目が話せない存在だ。