ハイブリッド型ドローンの展示が目立ったJapan Drone 2020。なかでも多くの来場者が絶えず訪れていたのが、株式会社エアロジーラボのブースだ。エアロジーラボは、岡山県和気町でのドローン物流実証実験で繰り返し機体を提供してきた“実力派”だ。国産人気が高まるいま、純国産を謳ったハイブリッドドローン「AeroRange PRO」には、ひときわ熱い視線が注がれた。
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ACSL社製のフライトコントローラー、Yamada Power Unit製のハイブリッドユニットおよびESCを搭載し、混合ガソリンを燃料としたハイブリッドドローンだ。純国産をウリに来年以降の発売を目指す。最大ペイロードは10kg。最大飛行時間は、ペイロードなしで150分以上、ペイロード5kgで120分以上。「長距離飛行」を重視し、量産機開発を進めている段階だという。「日本のメーカーと協力して作っているドローンだ」と自信をのぞかせる。
こちらは、AeroRange PROのベースとなった機体で、岡山の和気町で実証実験に実際使われていたモデルだという。AeroRange PROとの大きな違いは、フライドコントローラーがDJI製品だった点だろう。
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こちらはAeroRange PROより、ひとまわり小型の「AeroRange QUAD」。まだ試作機段階で、純国産を謳ってはいないものの、ペイロード2kgならAeroRange PROと同じく120分以降飛行可能なモデルだ。2022年に向け、新たな純国産物流ドローンの量産機が登場したわけだが、今後の物流ドローン市場がいかに立ち上がっていくのか期待が高まる展示だった。