東京航空計器株式会社は2018年5月1日(火)~3日(木)まで、米国デンバーにて開催中の世界最大規模の無人システムとロボット技術の国際展示会「AUVSI Xponential 2018」において同社が独自開発した2機のドローンプロトタイプを絵画では初出展した。先のPRODRONEと東京航空計器株式会社のみが日本からの機体出展メーカーだ。2社のみだがそのプレゼンスは目立ったものであった。
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同社はこれまで、社名の通り飛行機用の計器類など航空産業の企業だ。その新規事業部としてドローン機開発に取り掛かったと言う。GNAS SKYシリーズというブランドで発売を行う予定だ。今回はシングルローターヘリコプタータイプの物資輸送用UAV「GNAS SKY CARRIER Model」と、クワッドマルチコプタータイプの産業用UAV「GNAS SKY MULTIPURPOSE Model」の2タイプを海外初出展となった。
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クワッドマルチコプタータイプの産業用UAV「GNAS SKY MULTIPURPOSE Model」は、エンジン機、バッテリーモーター機と2種類用意されているが、アメリカのクライアントの、長い飛行時間など様々な要望からエンジン機のみ販売予定だと言う。
GNAS SKY CARRIER Modelで、シングルローターのヘリコプタータイプ。ボディーがカーボンファイバー性の黒いシャープなデザイン。シングルローターならではのパワフルで安定した搬送力を持ち、宅配サービスで標準となるボックスが同梱できるようにキャリー部分が設けられている。
そのキャリー部分の大きさと搬送物の最大重量などを元に全体の機体が設計されており、ローターの長さは1800mm、全体重量は10kg、ペイロードは5kgまでの搬送が可能だ。最高時速100kmで30分間、悪天候でも安定して荷物を運べる飛行性能を持っていることから、災害時や緊急時に何度も繰り返し物資を素早く運ぶことができる。