東京航空計器株式会社は4月18日より幕張メッセで開催の第4回国際ドローン展で、同社が独自開発するドローンのプロトタイプを2機出展した。
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同社はこれまで、主にドローン用のモーションセンサーなど裏方的立ち位置で展示会に出展してきたが、以前からドローン開発を手がけており、本体を展示したのは初めて。今後はGNAS SKYシリーズというブランドで発売を行う予定で、今回はシングルローターヘリコプタータイプの物資輸送用UAV「GNAS SKY CARRIER Model」と、クワッドマルチコプタータイプの産業用UAV「GNAS SKY MULTIPURPOSE Model」の2タイプを出展している。
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特に目立っていたのがカーボンファイバー性の黒いシャープなデザインをしたGNAS SKY CARRIER Modelで、ヘリコプタータイプならではのパワフルで安定した搬送力を持ち、宅配サービスで標準となるボックスがすっぽり入れられるようキャリー部分が設けられている。そのキャリー部分の大きさと搬送物の最大重量などを元に全体の機体が設計されており、ローターの長さは1800mm、全体重量は10kg、ペイロードは5kgまでの荷物を運べる。最高時速100kmで30分間、悪天候でも安定して荷物を運べる飛行性能を持っていることから、災害時や緊急時に何度も繰り返し物資を素早く運ぶことができる。
現時点ではあくまでも参考出展で実証実験もこれから行うといい、最終的にどのような形で製品を発売するかはまだ未定だという。そうした今後の開発や販売のパートナー探しも兼ねて、今回の初出展となった。