4月18日より幕張メッセで開催の第4回国際ドローン展で、インテルのプロフェッショナル業務向けドローン「Intel Falcon 8+」の販売パートナーである株式会社ドローンラボが出展、国内で初となる実機を公開した。
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Falcon 8+は黄色いボディの上にカーボンファイバー性のバーを2本V字型に載せ、その上に4つのローターが計8つ並ぶVフォーム・オクトコプターと呼ばれる独特なスタイルをしたドローンだ。インテルはピョンチャンオリンピックでも話題になったほど高度なドローン用飛行システムを開発しており、高度な障害物回避機能を持つRealSenseテクノロジーによって本格的な過酷な条件下でも抜群に安定性のある飛行性能を発揮する。
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付属品はIntelコクピットコントローラとバッテリー、計量用と点検用の2種類のペイロードで、ペイロードは簡単に交換できる。測量用ペイロードには36Mピクセルの高解像度を持つソニーα7Rを搭載。点検ペイロードにはフルサイズセンサーのRGBカメラと軍用レベルの赤外線撮影が可能なFLIR Tau 640の両カメラを搭載している。連続飛行時間は20分程度だが、2本使用するバッテリーの片方だけ入れ替えるようにすることで、本体に登録した飛行ルートなどのデータを維持したまま繰り返し飛ばせる。
実機を見た印象は想像以上にコンパクトで、全体的に華奢な印象だが、手で抱えて持てるほどの軽さながら耐久性にも優れている。独特のデザインなのでコントロールが難しそうに見えるが、ドローンラボはドローン大学校も運営しており、高度な測量をする技術も含めて教育の場を提供できるとしている。
昨年に欧米市場されてから日本でも注目を集め、国内での販売が期待されていただけあって、展示会初日から来場者の反響は高く、販売に向けて手応えを感じているとのこと。そうした来場者の反応を見ながら発売準備を進めており、取材時点で価格や発売日はまだ未発表だが、6月頃から約300万円を予定している。