株式会社ソラコムは、本田技研工業株式会社(以下:Honda)が開発したモビリティロボット「UNI-ONE」のデータ通信基盤として、IoTプラットフォーム「SORACOM」が採用されたことを発表した。

「UNI-ONE」は、Hondaが長年のロボティクス研究で培った技術を活用し、座ったまま体重移動するだけで歩行するように移動でき、両手が自由に使える、着座型のモビリティロボットだ。施設内での回遊、オフィスや作業場所における業務効率化、高齢者をはじめとする多様な人材の移動支援など、幅広い用途での活用を想定し、2025年9月24日から日本国内の法人向けに発売を開始した。
今回の「UNI-ONE」では、搭載されたECU(電子制御ユニット)から、バッテリーの充電状況や位置情報、速度、センサー情報などをSORACOMを通じて取得し、サービス向上やメンテナンス、性能や運転行動の分析に活用している。また、「UNI-ONE」の機能追加や改善などファームウェアのリモートアップデートにもSORACOMが安定した配信基盤を提供している。
今後、「UNI-ONE」の利用拡大や量産化に伴い、通信基盤には、限られた電源リソースの中で効率的なデータ通信設計が求められる。ソラコムは、IoT分野におけるデバイスからクラウドまでのシステム設計・運用で培った実績と、複数のキャリアで安定して通信できるマルチキャリア対応技術、およびデータ通信の最適化技術を活かし、「UNI-ONE」の事業成長を支援していく。
SORACOM採用の理由
さまざまな場所を移動するモビリティの管理においては、屋内外を問わず安定してつながるセルラー通信が最適です。IoTプラットフォームSORACOMは、モビリティサービスや遠隔管理分野において、豊富な実績を有している。
その中でも特に評価されたのは、データ通信サービス「SORACOM Air for セルラー」が提供するIoT向けに最適化された料金プラン、小規模から大規模まで柔軟に運用できる回線管理コンソールとAPI、そして複数のキャリアで通信できるマルチキャリア対応などの拡張性だ。
ソラコムは、これらの通信基盤技術を通じて、Hondaが目指す新しいモビリティ価値の創出と「UNI-ONE」の継続的な成長を支援していくという。