新組織では、ヤンマーブランド製品、OEM製品、コンポーネントおよびe-パワートレインの3つのカテゴリーに注力し、ミニショベル、ホイールローダーをはじめとした産業機械の電動化に取り組む。ヤンマーグループにおける重要な製品群の電動化の推進を加速することで、製品使用時における温室効果ガスの削減を進めていくという。
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新組織は、オランダのEleo Technologies B.V.などグループ会社や電動化に関連する既存の一部組織を含んで構成される。責任者にはこれまで自動車業界などで電動化をリードしてきたMarko Dekena(マルコ・ディケナ)氏となる。
新組織の設立は、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」で示す持続可能な未来の実現に向けた取り組みの1つだ。ヤンマーグループは電動化に加え、水素やアンモニアなどの代替燃料の活用や資源循環にも積極的に取り組んでいる。今後も技術やノウハウを活用し、グローバルでの脱炭素社会の実現に貢献するとしている。
ヤンマーホールディングス株式会社の代表取締役COOである山本哲也氏は、次のようにコメントする。
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今回の組織新設は、ブランドステートメントに掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE -テクノロジーで新しい豊かさへ。-”の実現に向けた取り組みの1つです。小型の電動パワートレインの開発は、私達がディーゼルエンジンで積み上げてきたノウハウを建設機械・農業機械分野にとどまらない、より広い分野に適応させ、カーボンニュートラルを実現するために重要なマイルストーンです。気候変動が厳しく、持続可能な社会の実現に向けた課題に直面している今、製品の性能を向上させるだけでなく、よりクリーンで持続可能な未来に貢献する電動パワートレインの開発と導入を加速させる必要があります。