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KDDIとSpaceXは、StarlinkとKDDI通信網を活用することで、スマートフォンが衛星と直接つながり、空が見える状況であれば圏外エリアでも通信ができるサービスを2024年内に提供開始予定だ。これまで5Gや4Gでは提供が困難だった山間部や島しょ部を含む日本全土に携帯電話の通信エリアを拡張し、「空が見えれば、どこでもつながる」体験を実現できるという。
直接通信対応の衛星は、既存のStarlinkと接続してネットワークを構築可能なほか、スマートフォンとのLTE通信を可能とするアンテナを搭載している。KDDIは今後、SpaceXおよびT-Mobileなど本サービスを提供予定の通信事業者とともに、これらの衛星の技術検証を実施していくとしている。
直接通信衛星の特徴
- Starlinkで使用中のv2 mini衛星を応用することで、累計280回超の打ち上げ実績を有するロケットFalcon 9による打ち上げに対応
- 大型フェーズドアレイアンテナを搭載し、スマートフォンとの通信を実現
- SpaceX開発の無線装置などにより、常時高速移動する衛星とも通信可能
- 既存のStarlink衛星群と衛星間通信することで、近くに地上局のないエリアでも利用可能