建設・鉱山機械メーカーであるコマツと水素燃料電池技術を50年以上研究・開発し、最先端の技術を保有するGMが共同で技術の開発と検証を進めるという。
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水素燃料電池は、軽量で充填時間も短いことから、ディーゼル燃料をエネルギー源とする機械を電動化する上で理想的な動力の一つだ。また、燃料の水素はエネルギー密度が高いことから、積載量を下げることなく多量のエネルギーを効率的に搭載できる。
これらのことから水素燃料電池は、約290トンの積載能力を有する超大型ダンプトラック930Eの様に厳しい稼働条件に対する仕様が求められる車両にとって、排気ガスゼロを可能にする画期的なソリューションのひとつだという。また、鉱山向けダンプトラックは1つの鉱山のみで製品寿命を終えることが多いので、車両台数の規模に合わせた水素充填インフラを効果的に準備し易くなる。
コマツとGMは、2020年代中頃に、米国アリゾナ州にあるコマツのアリゾナ試験場においてGMのHYDROTEC(ハイドロテック)水素燃料電池を搭載したプロトタイプの試験を計画している。このプロトタイプは2メガワット以上のHYDROTEC水素燃料電池を搭載する予定だ。
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コマツは製品使用の最適化や技術・サービス等のソリューション提供により、製品使用時のCO2排出量削減を目指していくとしている。