Japan Drone 2026は空飛ぶクルマやその関連技術などを展示する「第5回次世代エアモビリティEXPO 2026」と同時開催。2展合計で300社・団体が出展する。ここでは、そのなかでも注目すべき機体や技術などの展示をおこなっている事業者を紹介する。
NTT e-Drone Technology
NTT e-Drone Technology(以下:NTTイードローン)は農薬散布機「AC102」を中心に産業機のラインナップを展示。なかでも目を引いたのが、アメリカPDW社が開発するマルチミッション型ドローン「C100」だ。

C100は軍事と民生のデュアルユースを想定して開発された機体。最大の特徴は2種類のペイロード(搭載物)を機体に取り付けられることだ。機体前下部に80倍ズームの光学カメラや、40倍ズーム対応した光学/IRカメラなど、300g~800g程度のカメラ類のペイロードを搭載できる。機体中下部には物件投下システムに対応するペイロードを取り付け可能で、3kg程度までの物資を運ぶことができる。災害発生時には衛星電話など救援物資を搭載し、被災地へ運ぶといった運用が想定される。


民生としての使用用途が災害支援であれば、軍事としての使用用途は偵察業務が想定されている。
物資輸送ペイロードにはFPVドローンを積載できるタイプもあります。FPVドローンのバッテリーでは遠方まで飛行できないので、C100を母艦として途中まで運び、そこから発進させるといった運用が可能です。また、C100を無線の中継機として利用して、FPVドローンの映像を確認することもできます。
NTTイードローンはC100について、国内の防衛産業への導入を目指しているという。
「Spirit」は筒状の独特なフォルムが特徴で、風の影響を受けにくく、風速18m(秒速18m)という強風のなかでも飛行可能だ。また防水防塵耐性はIP56に対応しており、暴風雨の際の河川巡視といった利用ができる。防衛産業のほか、警察・消防機関への導入を提案している。現在は日本国内で使用するために必要な技適が取得できていないため、NTTイードローンがメーカーに働きかけ、取得に動いている状況だ。

このほかAC102の派生機であるBB102、EC101も展示。BB102は鳥獣忌避に使用する「赤と緑の光をランダムに照射するレーザー装置」を搭載し、野鳥を追い払う実証実験を実施。効果が認められたため、今後は熊対策にも使用を検討するという。またEC101はイエロースキャン製の測量レーザーを搭載可能。対応する型番も増えており、今後は本格的に測量分野に進出していく。
