今後、相互の連携を図り、空飛ぶクルマの開発と社会実装に取り組むことにより、科学技術の発展、イノベーションの創出、地域活性化、産業振興、防災・減災及び、2025年大阪・関西万博に向けた機運醸成を推進していく。
- Advertisement -
兵庫県は、2025年に開催される大阪・関西万博を見据え、産業政策等を中心に関西をはじめ、日本の成長・発展を牽引していくさまざまな施策を実施することを目指しており、施策の1つとして空飛ぶクルマの社会実装を掲げている。
一方SkyDriveは、空飛ぶクルマの機体メーカーとして、2025年の大阪・関西万博開催時に大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指しており、2021年9月に大阪府市と「空飛ぶクルマ」実現に向けた連携協定を締結し、実証実験の実施等を推進してきた。
そして、大阪ベイエリアに加え、関西圏から淡路、瀬戸内とネットワークの広域化を目指す上で、ハイテク産業基盤、観光エリアとしての魅力、都市・郊外それぞれの移動需要とバランスが取れている兵庫県は空飛ぶクルマの実装エリアとして理想的であると考え、本協定締結に至ったという。
- Advertisement -
兵庫県知事 齋藤元彦氏は、「令和5年度には、空飛ぶクルマの社会実装に向けた予算を確保し、次世代空モビリティひょうご会議(仮称)を立ち上げ、社会受容性の向上、ポート整備支援、事業開発支援を行っていく」と今後の展望について述べた。
また、SkyDrive代表取締役CEO 福澤知浩氏は、「今回の協定で空飛ぶクルマの関西圏から淡路、瀬戸内へと広域化の実現に一歩近づくことができました。兵庫県は神戸空港やコウノトリ但馬空港もあります。ベイエリアから淡路島にかけては交通需要も見込め、空飛ぶクルマの運航に理想的な場所と感じております」とネットワークの広域化に期待を寄せる。
提携内容
SkyDriveと兵庫県は、目的を達成するため、次の事項について連携、協力する。
- 空飛ぶクルマの機体及び事業開発に資する実証
- 空飛ぶクルマの社会実装に向けた環境整備
- 空飛ぶクルマに係る情報発信など社会受容性の向上
- 空飛ぶクルマに関わる産業のエコシステム形成