株式会社モルフォは、AIによる物体検出タスクの汎用APIライブラリ「Morpho Deep Detector」の新バージョン3.0をリリースしたことを発表した。
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AIによる物体検出ライブラリ「Morpho Deep Detector 3.0」
AIを利用したアプリケーションにおいて物体検出(detection)技術は、自動運転(AD)や先進運転支援システム(ADAS)などの自動車分野や、監視カメラ分野で広く利用されている。同社は、より幅広い用途で活用できるよう「Morpho Deep Detector」のアップデートを行った。アップデート内容は以下の通り。
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最新版「SoftNeuro」を内蔵
同社の主力製品である高速推論エンジン「SoftNeuro」の最新版を内蔵。様々なハードウェア(CPU、GPU、各種AIアクセラレーター)に対応し、高速・低消費電力での高精度な物体検出処理が可能になった。
Morpho Deep Detector3.0動作速度例
ハードウェア例 | 動作速度(目安) |
Intel Corei7 第8世代 4Core/8Thread | 20fps以上 |
Jetson AGX Xavier | 60fps以上 |
Android端末(Snapdragon8 Gen1) | 60fps以上 |
80品目を標準モデルとして付属
付属する学習モデルを一新し、80品目の検出可能な学習モデルを用意。また、用途に合わせて検出精度を求める場合と処理速度を求める場合に、5段階から学習モデルを切替可能となった。これにより、ユーザーの選択肢が増え、アプリケーション開発の自由度が向上するという。