パーソルテクノロジースタッフ株式会社は、2022年11月26日に福岡県三井郡の児童養護施設 清心慈愛園にて、11月28日~12月1日(木)に久留米市の小学校7校にてITエンジニアによるプログラミング教室を開催した。
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同プログラミング教室は、パーソルテクノロジースタッフの社内制度※を利用して2021年にスタートした。これまで多数の小学校や自治体などで親子向けのイベントを開催してきた。
※社員の自己実現や成長につながる活動に対し、年間100万円を上限に費用面でサポートを行う自己実現支援制度
同教室の責任者である大関三枝子氏は、幼少期に両親の離婚やDV、ネグレクトを経験。そこからITエンジニアとしてのキャリアに進む中、技術力と生き抜く力を得たことから、「自分と同じように家庭環境に恵まれない子どもたちがITエンジニアという仕事に触れられる機会を作りたい」という想いで、今回の児童養護施設での開催となったという。
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プログラミング教室は、2回にわたり開催され、11月26日、福岡県三井郡の児童養護施設 清心慈愛園にて子どもたちと一緒に身体を使ったアナログなクイズやロボットマウスを使ったゲームを実施。11月28日から12月1日の期間は、福岡県久留米市の田主丸小学校、竹野小学校、弓削小学校、青峰小学校、合川小学校、江上小学校、柴刈小学校にて、タブレットを用いたプログラミングでトイドローンを飛ばす授業を開催し、7校で合計315名がプログラミング教室に参加した。
同イベントについての感想
清心慈愛園 平田浩副園長
当初は子ども達がどれだけ興味を持てるか、最後まで気持ちが切れずに参加できるかと不安はありましたが、始まってみると子ども達の表情も良く、積極的に参加してくれていました。さまざまな人と出会う・体験する・考えるといった機会をたくさん作ることは、子ども達の自信にもつながります。大人が協働し、そのような機会を作ることができれば良いと考えており、今回の教室はその一つになったのではないかと思います。
久留米市教育委員会 教育ICT推進課指導主事 堤 佑太氏
プログラミング教室を通じ、日常の暮らしやそれを支える職業について児童たちの視野が広がったと感じています。大人も忘れがちですが、身の回りの生活にはプログラムされたさまざまなものに支えられており、それを作り守っているたくさんの人たちがいます。今回、子ども達が日頃関わる機会の少ないITエンジニアの方との交流や活動を通じ、そのことを学んでくれたと思います。
また、先生方にとっても、子ども達の情報活用の能力を育成していく上での良いきっかけにしていただけるプログラミング教室であったと考えております。
久留米市立江上小学校 鹿井建太郎教諭
実際にプログラムして、機械を動かすという体験ができ、子ども達も大興奮で、どうしたら上手く動かすことができるのか試行錯誤しながらプログラムを組む姿が見られました。これから、プログラミング的思考が大切になってくる中で、体感しながら学ぶことは子ども達にとって貴重な時間となりました。
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久留米市立江上小学校 宮原慶史教諭
日頃から、授業の中でもICTを活用していますが、ドローンを用いたプログラミング学習ほどの意欲や笑顔を見たことがありませんでした。今回のプログラミング教室の学習の流れは、他教科の学習でも意識をしていこうと思います。
プログラミング教室を終えた子どもの感想
久留米市立竹野小学校 5年生(一部抜粋)
自分で考えたり、みんなと協力し合ったりする時間もあり、とても楽しかったです。最も難しかったのは、ドローンが止まったときにどこが原因かを考えることでした。なぜなら、失敗する度に班のみんなと話し合い挑戦したけれど、思うように飛ばせなかったからです。
しかし、パーソルの皆さんがプログラムの組み方を丁寧にアドバイスしてくださったので、最後にはドローンを上手く飛ばして5年生全員の集合写真まで撮ることができました。本当に嬉しかったです。プログラミングや今日の経験を、自分の将来の夢に活かしたいです。
パーソルテクノロジースタッフは、今後もエンジニアという仕事の魅力を感じるさまざまなイベントを企画・実施していくとしている。