日本航空株式会社とKDDI株式会社は、ドローンの社会インフラ化に向け、1人の操縦者が複数のドローンを運航する「1対多運航」の技術開発を開始する。
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同取組みは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が推進するプロジェクト「次世代空モビリティの社会実装に向けた実現プロジェクト」における「ドローンの1対多運航を実現する機体・システムの要素技術開発」に対して提案を行い、採択されたことを受けて実施する。
実施概要
- 複数ドローンの飛行に対応したシステム、オペレーション要件の検討
- 1対多運航に対応した飛行制御システムの開発
- 飛行実証に向けた許認可の取得
- 複数空域における複数ドローンの同時飛行を想定した実証
- 1対多運航の事業性検証
物流ユースケース検証
鹿児島県大島郡瀬戸内町を起点として、本島及び二次離島等で物流需要のある地点をピックアップし、ドローンの航続距離及びルートの効率性などを検討した上で、日用品・災害救援物資・緊急時の医薬品輸送を自動航行する。
- 1対多運航を実現するために必要な安全性評価手法
- オペレーション要件
- 複数機体飛行に対応した飛行制御システム及び飛行要件
- 1対多運航を行う上での事業費用及び損益分岐点
警備ユースケース検証
広域施設・設備を警護対象として想定し、自動航行にて実施。シングルオペレーターで管制卓から複数台の警備ドローンを制御し、広域巡回警備及び巡回中の緊急時対応を検証する。
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- 1対多の巡回警備運航
- 1対多運航下における突発的運航変更(不審者追跡等)
- 1対多運航時における他事業者運航機体との干渉時対応