鳥取砂丘を利用した月面開発の取組みが、株式会社amulapoが開催した「宙取祭」鳥取産業創出シンポジウム2022にて、一般に公開された。
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同シンポジウムは、人口減少が進む鳥取県から世界を牽引できるような科学技術振興の流れを創ることを目指し、産官学問わず県内外の宇宙関連事業者を招聘し、鳥取砂丘の月面開発への利活用について議論が行われた。
今回紹介されたのは、月面をテーマとしたキャンプ・グランピング施設を開発する「鳥取砂丘ムーンパーク」と、月面を模擬した実験環境を造成する「月面実証フィールド」。鳥取砂丘ムーンパークは、ミサワホーム株式会社が、JAXA等と共同開発中の南極移動基地ユニットの技術を応用した移動式空間(MISAWA Unit Mobility)の開発として紹介。月面実証フィールドについては、株式会社ブリヂストンが、月面ローバー用タイヤの研究開発や、鳥取大学の乾燥地研究センターの敷地での実験の様子をプレゼンテーションした。
今後は、本シンポジウムに登壇した事業者を中心に鳥取砂丘をアジア最大の月面開発の拠点にすべく、それぞれの事業を加速させていくとしている。