株式会社ACSLは、同社製用途特化型機体である煙突点検ドローンに対応した、専用基地局アプリケーション「Smokestack TAKEOFF」を、関西電力から受託され開発。
実務適用できたため、煙突点検ドローンと同アプリケーションのセット受注を開始したと発表した。
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発電所や化学プラントの煙突内部の定期点検は、ゴンドラに搭乗し、人による目視点検を2〜3週間かけて行なってきた。
作業者の安全性向上と時間・人的コスト削減のため、関西電力はACSLに煙突内部の点検に特化した専用ドローンの開発を依頼。2020年8月に開発された専用ドローンにより、自動飛行で点検でき、また点検作業も360°カメラで簡単に見るだけであれば最短半日にまで短縮できるようになった。
今回新規開発されたアプリケーションは、内部点検作業をさらなる簡便化を実現。初めてドローンで煙突内部を点検する場合でも、必要な情報を入力してボタンを1つ押すだけで、安全に飛行し点検データを取得できるようにしたという。
具体的には、煙突の情報やカメラ設定および撮影条件を入力すると、最適な飛行設定を算出しルートを作成。
GCS上のボタン1つで自動的に飛行撮影し、飛行中の各テレメトリ情報や点検用カメラの映像をリアルタイムで確認できるという。
ACSL-PF2に搭載したカメラにより高精度な点検画像を取得できるため、微細なクラックも検知できるとしている。
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ACSLは、点検現場におけるドローン操作の負担を軽減し、ドローンの社会実装を推進するとしている。