株式会社ACSLは、新型産業用ドローン「PF2-AE(Advanced Edition)」シリーズとして、「PF2-AE Delivery」「PF2-AE Inspection」「PF2-AE Disaster Relief・Patrol」を開発。8月より受注開始すると発表した。
新機種3モデルは、同社製産業用ドローン「ACSL-PF2」をより使いやすく、セキュアにカスタマイズしたもの。
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ACSL-PF2は、災害時の偵察や支援物資輸送、ビジネスでの物流・宅配、インフラ点検など、様々な用途にあわせて機能拡張ができる中型のプラットフォーム機体。多くの企業と実証実験を重ねて明らかになった必要な機能やスペックを用途別に使いやすくカスタマイズし、今回「PF2-AE Delivery(物流)」「PF2-AE Inspection(インフラ点検)」「PF2-AE Disaster Relief・Patrol(災害・警備)」の3つの機体を発表するに至ったという。
PF2-AEシリーズ各モデル概要
1.PF2-AE Delivery(物流):LTE通信標準搭載の物流用途に特化した機体
- 内容物重量1.5kgの搬送が可能
- 送信機2台により、離陸・着陸地点での安全な監視が可能
- マーカー着陸機能により着陸マットを認識し精密に着陸ができる
- LTE通信を用いた映像伝送、テレメトリー伝送により見通しの悪い場所でも通信を確保(目視外飛行が可能)
2.PF2-AE Inspection(インフラ点検):可視カメラや赤外線カメラによる点検を想定した機体
- 4種類のカメラが搭載可能(可視カメラ、赤外線カメラ、ズーム機能搭載の可視カメラ等)
- 同一ジンバルで4種類のカメラ交換が可能なため、用途に合わせて付け替えが可能
- 水平方向360°の衝突回避を備えており、安全な操作が可能
3.PF2-AE Disaster Relief・Patrol(災害・警備):LTE通信による目視外飛行にも対応可能な機体
- PF2-AE Inspectionと同様に4種類のカメラが搭載可能
- 同一ジンバルで4種類のカメラ交換が可能なため、用途に合わせて付け替えが可能
- LTE通信を用いた映像伝送、テレメトリー伝送により見通しの悪い場所でも通信を確保(目視外飛行が可能)
4つのカメラを付け替え可能なジンバルを搭載
PF2-AE InspectionおよびPF2-AE Disaster Relief・Patrolは、要望に合わせて4種類のカメラを選択できる。同一のジンバルで4種類のカメラ交換が可能なため、用途に合わせて簡単に付け替えが可能。
8月2日、8月16日に同機体について紹介するオンライン説明会を開催する。また、7月20日から22日にかけて東京ビッグサイトで開催される「第8回 国際ドローン展」の同社ブースにて同機体を展示予定。