米ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ社(General Atomics Aeronautical Systems,Inc.:以下「GA-ASI」)は、カリフォルニア空軍州兵(以下「CA ANG」)への遠隔操縦無人機Predator(R) B / MQ-9の提供を通じて、カリフォルニア州森林保護防火局(以下「CAL FIRE」)の消防活動をサポートしている。CA ANGは現場の地上の状況を定期的かつリアルタイムに情報収集し、 地上と空の両方から効果的な消防活動を実施している。
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Predator(R) B / MQ-9には、煙が充満した上空からでも火災の調査が可能となる合成開口レーダー(SAR)を備えたLynx(R)マルチモード・レーダーを搭載しているほか、さまざまな光学・赤外線センサーで構成されるMulti-Spectral Targeting Systemを通じて地上のオペレーション対してリアルタイムに情報を送信することができる。GA-ASI最高経営責任者(CEO)のリンデン・ブルーは以下のようにコメントしている。
自然災害時の支援活動は、当社の航空機の活用法の一つですが、このような災害支援に貢献できることを嬉しく思います。
CA ANGは、カリフォルニア州リバーサイドにあるマーチ空軍予備役基地(マーチARB)を拠点としており、南および中央カリフォルニア全域で活動している。CA ANG、アメリカ空軍(USAF)およびGA-ASIは、天候の影響でマーチARBでの離発着が困難になった際のバックアッププランを共同で策定し、CAL FIREの消火支援活動を円滑に運営している。
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去る10月に局地風の影響で同基地への着陸ができなかった際には、GA-ASIとUSAFのクルーが連携して別施設に機体を着陸させ、点検および給油を行い、すみやかに消火支援活動に復帰させた事例もある。
3機関が柔軟に連携することが、活動の中断を最小限に抑えることにつながっているといえる。