Schiebel社の無人航空システム(UAS)「CAMCOPTER S-100」が、欧州防衛庁(EDA)主催による初の作戦実験キャンペーン(OPEX)に参加し、空陸をまたぐ自律型の兵站輸送が、実験を通じて有効性を示した。
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この演習は、イタリア陸軍の多目的実験センター(CEPOLISPE)およびネトゥーノ陸上兵器技術事務局(UTTAT)で5週間にわたり実施された。欧州の主要な防衛企業6社が参加し、無人航空および地上システムによる自律型物流ミッションを通じ、複雑な模擬作戦環境における性能を示した。
SchiebelのS-100は、吊り下げ式のカーゴネットを用いて1日複数回の物流ミッションを遂行し、50kg超の物資を運搬した。通信環境の劣化、悪天候、敵性環境などの厳しい条件下でも、同機は堅牢性、信頼性、任務遂行能力のすべてを一貫して発揮した。

Schiebelグループ会長であるハンス・ゲオルグ・シーベルは次のように述べた。
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欧州防衛庁が主導するこの重要な取り組みに貢献できたことを誇りに思う。S-100は実戦運用の実績に裏打ちされた機体であり、自律型物流能力とあわせて、多領域作戦における戦力倍増装置としての価値を明確に示した。