株式会社drone supply&control(東京)は4月14日、ドローンポート「DJI Dock 3」を活用した無人ドローン運用の導入支援として、実際の現場で効果を検証できる「1週間検証パッケージ」の提供を始めたと発表した。インフラ点検や施設巡回、警備などの分野で、「現地に人が常駐しない」運用の実現性を事前に確かめられるサービスとして展開する。
インフラの老朽化や人手不足が進むなか、高所や災害現場など危険を伴う業務では、省人化と安全性の両立が課題になっている。現場に人が行くことを前提としてきた点検や監視を、遠隔から管理できる形に置き換えられるかどうかは、導入判断を左右する要素になりそうだ。
このパッケージは、DJI Dock 3とクラウド型運用管理システム「DJI FlightHub 2」を組み合わせたもの。Dock 3が現地での離着陸、充電、格納を自動化し、FlightHub 2が遠隔地からの飛行管理や映像確認、ミッション運用を担う。あらかじめ設定した飛行ルートに基づいてドローンが自動で離陸し、撮影や点検後に自動帰還・充電まで行う仕組みだ。
パッケージには、DJI Dock 3とMatrice 4TDの1週間貸与、専門スタッフによる現地セットアップ、DJI FlightHub 2の運用サポート、検証終了後の撤収までを含む。検証期間中は常時現地に担当者が常駐する必要がない環境を前提に、実運用に近い形で導入効果を確認できるとしている。参考価格は45万円からで、別途派遣諸経費がかかる。
想定する活用シーンとしては、設備や施設の定期巡回、敷地やインフラの遠隔監視、災害やアラート発生時の緊急対応、熊被害対策のための出没監視や定期巡回などを挙げる。
同社は今後、DJI Dock 3をはじめとするドローンの遠隔・自動運用の社会実装を進める方針だ。インフラ点検、警備、測量などを中心に、検証パッケージを通じて得た知見を生かし、導入支援体制の強化や運用ノウハウの体系化を進めるとしている。