株式会社A.L.I. Technologies(以下:A.L.I.)は、多目的産業向け国産AIドローン「A.L.I. Number One」を開発した。
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機体イメージ
「A.L.I. Number One」は、AI推論が可能なエッジコンピューター機能をドローン本体内部に搭載することで、AIによる解析結果のデータをドローンから直接出力し、ドローン操作者に送信することが可能。
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そのため、ドローンの飛行によりセンシングされる画像・映像データや、各種のリアルタイム数値データを、メモリーカードなどのストレージデバイスを経由して獲得し、飛行後にAI機器などで解析するといった段取りが必要がなくなり、リアルタイム性が求められる点検/検査分野、警備/監視分野等で飛行中の即時解析や即時判断が可能になるとしている。
例えば、大型イベント時の不審者検出や災害時の土砂崩れ予測等を、「A.L.I. Number One」によって上空飛行中のドローンから行うことも可能。また、ドローン本体内に搭載するAIエッジコンピューターでの処理だけでなく、A.L.I.のAI画像解析クラウド「SMARK」に接続することで、画像解析ができるなど、搭載エッジコンピューターとクラウドを使い分けることも可能となっている。
SMARK解析イメージ図
開発担当者であるEdge Robotics本部 副本部長のMohamed Ali氏は次のようにコメントしている。
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Ali氏:私たちは、全く新しいAIエッジドローンを紹介できることを嬉しく思っています。このエッジドローンが、数多くの点検などの企業のニーズに役立つことを願っています。このエッジドローンは、A.L.I.に加わった多くのドローン・AIエンジニアの開発の成果です。このエッジドローンが、私たちのビジョンである将来の技術革新につながっていくことに興奮を覚えています。