犬のレスキューセンターでは独自の方法で興奮性(落ち着きのない)の犬を運動させてケアしている。ウェストヨークシャーにあるホワイトホールドッグレスキューというセンターではドローンを使って犬を疲れさせ、犬が寝るときには興奮が冷めておとなしく睡眠に入るというのだ。
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このアイデアはこのレスキューセンターで働くBrian Wheelhouse氏が思いついた。彼は1日に3回興奮性の犬を散歩させたがちっともおとなしくならず、このドローンを使ったやり方に活路を見出したそうだ。Wheelhouse氏は自称ガジェットオタクで、新しいエクササイズを探していたときにTVでドローンが紹介されており、それを見てこのやり方を思いついたという。
Wheelhouse氏は犬たちを敷地内のフェンスがない場所に連れて行き、犬のリーチが届かない距離でドローンを四方八方に飛ばした。
犬たちも喜んでくれていて、我々も幸せだよ。ドローンが犬の体力をある程度落ち着かせてくれるんだ。
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ドローンによって犬の社会性も増し、Wheelhouse氏は犬たちが集団で頭上のドローンを追いかけることで思わぬ効果を生んでいることに気づいた。Wheelhouse氏はもともとカーディーラーを仕事にしていたが、ある日安楽死寸前の犬を放っておけず、17匹犬に連れ帰った。ガレージを改造し、そこで犬を育てた。それがきっかけでカーディーラーをやめて今のレスキューセンターを始めたという。今回のドローンの活用方法はWheelhouse氏のガジェットオタクと愛犬心が功を奏して生まれた思わぬ産物だった。
Source: Daily Mail